ロボ類憐れみの令「ロボ犬ハチの家」



小生は犬である。
ロボじゃない。ゼッタイ。

前々から言っていますが、講談社ショートギャグの未来は明るいと思うわけです。とにかく若手にいいのが揃ってる。他社に比べて揃ってる。編集部的にどうかは知っちゃこっちゃないですが、第3者的に見ても良い方だと思います。無駄話が第3者の視点に立てているのかは甚だ謎ですが・・・。
筆頭は「スミレ17歳(16歳)!!」を描いていた永吉たける先生しょうか。今は月刊少年ライバル「ロボ犬ハチの家」という作品を描いています。以前、レビューした「今すぐクリック!」のスピンオフです(参考:http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20110821/p1)。



犬ですから!

まぁ、本当はスピンオフと呼んでいいのかどうか悩むところなんですけど・・・。今すぐクリック!で特に人気のあった、ハチというキャラにだけ特化した作品になっています。俺の中ではOH!MYコンブから派生したへろへろくんみたいなものだと思っているんですけどね。*1
その今すぐクリック!ではたくさんの突拍子もないキャラが生み出されました。その中で、ハチは”犬だと言い張るロボ”というキャラでした。犬の様な柔らかさのない角ばったボディ。喋る、ボケる、つっこめる。二足歩行を基本とした・・・自称犬です。ただ、どこをどう見てもロボなんですよ!!ハチにとって、犬であることを家族に認めさせること、犬として可愛がってもらうことが最大の望みなわけです。



充 電 式 !

どう見てもロボだけども!!
水に入るとショートする。尻尾が取っ手になる。急いで走ろうとすると車輪走行。頭から色んな道具が出てくる。そして・・・充電式。いや、充電式て。

他にも真ん丸な猫型ロボット(こちらはロボだと認めている)、四角錐な鳥型ロボット(何の鳥かは分かっていない)が出てきたりします。なお、ハチたちは基本的に拾われてきます。一体、誰がこのロボ・・・もといロボっぽいものを作ったのか。ギャグ漫画なので、どこまで突っ込むのか気になるところではありますが・・・。





犬小屋探してます・・・

無理矢理犬になろうと思わず、ロボとしての生き方をすればいいと思うんですよ。でも、ハチはそうしない。電気を食べて、ドッグフードを泣く泣くあきらめる毎日でも頑張っています。ちょっぴり迷惑で、だけど憎めなくて。そんな可哀想?可愛い?不思議な不思議な犬漫画。犬好きも犬嫌いも対応済みなので安心してどうぞ。


*1:若い人が分かるかは知らない