呪われても幸せな少年の物語「僕の後ろに魔女がいる」



僕魔女4巻

シリウスで連載している「僕の後ろに魔女がいる」の4巻が発売しました。もう4巻ですか・・・。しかも学年も上がって、5年生編がスタート。ちょっと成長しているようで、やっていることは変わっていない。もちろん小学生的な体躯の成長も特になし。そっち方面に目がない人からすればたまらない漫画・・・のはず。もちろんそんな目で見たことなんてなななないですよ。



ゴスロリ眼鏡っ子は魔女

不幸体質少年・南里くんが転向したクラスにいたのは恐怖の魔女!?この作品は見ただけでも呪われそうなオーラを纏う少女・ミヤの前の席になった、なり続けている南里くんの不幸な日常を楽しむ作品です。まぁ、ぶっちゃけて言えば南里くんとかどうでもいいんですけどね。とにかくミヤが超可愛い!容姿は天下一品!!だけど怖い!!!話す言葉は呪いの言葉ばかりで、南里くんが死なないだけでも、4巻も死なないで生きていただけでもすごい作品なんですよ。
ファッションとしてゴスロリなわけではありません。本当に魔女のように呪いをかけられる(真偽は不明)ことからも、魔女っぽいとかではなく、本物の魔女だと言われているミヤ。この作品ではもちろんミヤが一番好きなキャラなんですけど、容姿というか、目がとても好きです。まつげが長く、お人形さんみたいです。子供らしい笑顔などはなく、怪しい笑顔ばかり。だけど・・・、だけど・・・可愛いからそれでいい。



プールに来たミヤ

冒頭で述べていますが、幼女好きにはたまらない作品だと思います。もちろんそういった目で楽しむ作品ではないことは付け加えておきます。
この作品での常識人は南里くんのみです。教師からしておかしい。BL同人誌を売る女教師、外面はいいけど「南里くん死なないかな」と思ってる男性教師。学級委員もBL大好きな腐女子様。ミヤに首っ丈の友人(部屋中ミヤの写真だらけ)といったワクワクドキドキの仲間たちに支えられています。このまま海賊王を目指して出向しても生きていけそうなメンバーです(←多分無理
結局は唯一のツッコミである南里くんがミヤに呪われかけてオチを迎えるという鉄板ネタが多く見られ、南里くんがミヤとの関係さえ切ればこの作品は終わるはずです。南里くんだって、本当はミヤに振り回されるのを望んでいません。しかし、時折見せるミヤの優しさ(?)と、南里くんがただ単に”可愛い子が好き”というどうしようもない性格のため、二人の関係はより強固なものに・・・。





新キャラも登場

幼女好きにはたm(ry
4巻では学年も変わり、色々な新キャラが登場しています。イチオシはキッズモデルの宇井野まゆちゃん。ミヤと南里くんという学校1の変人コンビに興味津々のようです。ミヤのブラックさとは違い、子供から発せされるキラキラした笑顔が特徴的です。意外と人気を二分するかも・・・?
他にも理科部の部長、生徒会の子なんかも登場。理科部は残念ながらミヤの暗黒魔術部になっているようにも感じますが・・・。また、先のBL好きの学級委員が、図書室のBL化を目指して5年生ながらに生徒会長に立候補したりという事件も起きています。どんだけBLは業が深いんだ。なお、ミヤの力で当選した模様。





南里くんとミヤ、二人は仲良し

不幸体質の少年の後ろの席が魔女だった。もしかすれば、その不幸体質が引き起こした事象かもしれません。しかし、二人が時々見せるちょっとした雰囲気が素敵だなぁと思える作品です。むしろそんな場面を見つけることができたら嬉しくなりますよ。もちろんどうしようもないキャラたちばかりなんですけどねw
これもある意味、純愛??ミヤにとって南里くんがどう見えるのかは謎ですが、南里くんのおかげで周囲に人が集まってくれるのは事実です。南里くんが転向してくる前までの「一人でいい」という性格から少しずつ変わっているような描写もあります。また、南里くんからすればミヤは既に最愛の人・・・のはず。そう、これは純愛作品なのです。


可愛い子が後ろの席だったら嬉しいですよね。その子が自分を呪ってきたら恐怖ですけど(笑)。いや、もしかするとこんな美少女に呪われるのも本望なの・・・かな?まぁ、南里くんは本望のようですが、俺は呪ってこない可愛い子を希望します(キリッ  
3巻かけて1学年上がったということは卒業までまだまだ楽しめそうですね。それまで南里くんが死んでなければいいですけど。生きるか死ぬかの純愛物語。続きが楽しみです。