AKBの未来とは「AKB49〜恋愛禁止条例〜」

女の子が頑張る漫画って素敵ですよね。スポーツでも日常でも何でもそう。男には分からないものがたくさんあります。どこかの薙刀漫画も面白いですけど、マガスペで連載している女性弓道漫画の「ねらいうち!」もなかなか素敵作品です。



宮島先生もオススメするねらいうち!

去年の新人レースで勝利し連載をつかんだ作品だったりします。絵柄がどこかなもしろ先生っぽいなぁと思っていたんですが、どうなんでしょ。
中学の頃に助けてくれた(?)年上の先輩に憧れ、同じ高校へ進学&入部するも、そこは女性の園。ハーレムになるかと思いきや、なぜか主人公が女装して大会に出るという話に発展しています。欲を言えば、せっかくの弓道なのでもっと掘り下げてほしいなぁと思ってたり。どうやら全国大会に取材に行ったりするなど、これからに期待のかかる作品ですね。
とはいえ、メインは恋愛。年上の女性に憧れて〜というのがかなり素敵ですよ。



さて、そんな「ねらいうち!」を絶賛する宮島礼吏先生のAKB49〜恋愛禁止条例〜も新展開に突入しています。



7巻発売

もちろん7巻も通常版と特装版を買ってます。違いはあるのかと聞かれれば、全くない。ただ、特装版は色々とあるんですよ。色々と・・・。まぁ、買った人にしか分からない素敵なものがあるんですよ、ふふふ。羨ますぃだろう??頼むから羨ましいって言ってくれよ!!!


GEKOKU嬢の誕生!

みのり、吉永、そして愛ちゃん。この3人による研究生ユニット・GEKOKU嬢が結成された第7巻。愛ちゃんの可愛さだけが頼りと言っても過言ではないですね。
まぁ、それにしたってダサい。名前が激烈にダサい。ノースリーブス、フレンチ・キスNot yet、DiVA、渡り廊下走り隊7といった現実のユニットはありますが、それなりなわけですよ。アイドル名としてゴツイでしょ・・・。下克上という意味が込められているにしても、GEKOKU嬢て。もちろん愛ちゃんはお怒りのご様子。悪いのはみのりですよ!!


チャンスの神様は前髪くらいしかない

ゲコク以外の研究生には悪いですが、売れる売れないは本当に運じゃないかと思っています。彼女たちそれぞれに輝けるものがあり、魅力があり、見せる場も準備されています。しかし、彼女たちはAKB。全員が売れるわけでもなく、ファン次第なところも大きいのです。それを分かっていて愛ちゃんはチャンスを掴みたいと言っているわけです。
しかしまぁ、7巻収録の春子からの「心のビンタ」は素晴しかったですね。正直、泣きました。今まではみのりが皆を輝かせるために頑張りまくる話が多く、センターはあくまでもみのりだ!と印象付けられたものです。それに比べ、春子ビンタはみのりと吉永を輝かせようという周囲からの期待を描いたものでした。それは春子による頑張れよという言葉と、売れるチャンスを掴めよというエール。


春子「死んでも売れろ!」

実際のAKBがいったいどんな人間関係を築いているのか分かりません。足の引っ張り合いをしている可能性も否定できません。まぁ、見たことないですから。作中でも研究生がみのりたちに嫉妬する話が出ていました。そんな嫉妬はやめろと言ったのが春子。代わるよと言ったみのりを殴ったのも春子。自信のないみのりたちに覚悟を植え付けるため前田パイセンを連れ出したのも春子。いい友達を持ったものです。


研究生選抜やで!

前田パイセンによるアドリブだらけの演技、そしてそれに対する吉永の回答。とてもとても熱かったです。ヘタな熱血少年漫画よりもそれでした。自分でする成長も、仲間によって促される成長もとても素敵ですね。後者の方が、仲間の分を背負うという意味で大変かもしれません。
この後、ゲコクは弱小レーベルに入れさせられたり、何故か工事現場で働かされたりしますが、春子からのビンタを経験した彼女たちなら乗り越えてくれそうな気がしてます。



愛ちゃんのケツ

はぁ・・・、それにしても愛ちゃんはものすごく素敵なお尻をしてますよねぇ。俺の許可なく揉んでるのは弱小レーベルの変態爺さん(偉い人)。愛ちゃんのケツをタダで揉むというのは無しですぜ!!吉永は・・・まぁいいや。みのりの胸も・・・まぁいいや。愛ちゃんだけはダメですよ。
あ、冒頭で特装版の話をしていますが、今回はそれ以外にもマガスペ出張版のSKE物語、ゲコクによる妹プレイ等々。ご褒美満載でしたね。いいぞ、もっとやれ!!そういえば8巻の愛ちゃんはアレがあるみたいだし楽しみだなぁ。早くみっくみくにされたい。


みのりたちにとって正規メンになることって、本当は規定路線だったと思うんですよ。その道ではなく、売れるためのイバラ道を選んだわけで。こんな部分から叩き上げられて、正規メン、センター、世界的センターになっていってもらえるんだろうと期待しています。頑張れ、愛ちゃん!!




以下、余談・・・。


あっさんからのお言葉

えーっと、SSAのライブで前田敦子さんの卒業が発表されました。推しメンというわけでもない、いやそもそもAKBヲタではないのでショックという話ではないんですよ。ただ、柱が抜けたかぁという印象がね・・・。今のアイドル界を引っ張っていたのは完全にAKB48ですよ。そのセンターが抜けるということは、アイドル界にとっての柱が一つ抜けるということです。芸能界の引退じゃないから〜と言う人もいますが、モー娘。の卒業後を考えてもらえれば色々と大変なのは分かりますよね??
顔面センターだなんだと言う人もいますけど、彼女が去年1年間に背負ってきたものを考えれば俺は何も言えません。AKBのことなんか知らねーよという人も多いんでしょう。推しメンがあっちゃんじゃなくてもAKBを少しでも知っていれば彼女への冒涜って本当に出来ないです。無理。絶対に無理。歌の才能?容姿の才能?そんなもんどうでもいいくらいに、アイドル界の先頭を突っ切ったという才能を賞賛したいです。お疲れ様。
・・・で、そうなってくるとAKB49にどういう影響が出るのかが気になります。去年の総選挙結果話を入れたりなど、現実時間にあわせた物語を作成しているのを考えると、もしかすると話に組み込んできそうですよね。いや、そもそも先週のマガジンがそうだったのかも。宮島先生はどこまで知ってたんでしょうねぇ。気になる。
そんな宮島先生はAKB49って本当は嘘くさい。それを現実的な熱血ものとして読めるようになっているのはAKB48が舞台だからこそだと語っています。本人ぽくない性格ですが、センターとして頑張るあっちゃんがAKB49でもゲキを飛ばしています。語る言葉は違えども、49のあっちゃんがリアル感を持ってきてくれています。そんな大切な存在が抜ける・・・。一体どうなるんだろう。宮島先生の手腕に期待しています。