名コンビによる新ミステリー漫画「探偵犬シャードック」

ミステリー漫画は読みますか?どの作品が好きですか?やはり金田一少年の事件簿は外せないでしょうか。現在、週マガで復活していますが、定期的に読めると嬉しい作品です。思い出ある話も多く、歴史に残るミステリ漫画じゃないでしょうか。あと、Q.E.D.も超オススメだったりします。かーなーり面白いですよ。
さて、そんなわけで週マガで金田一がやっているわけですが、この安定感がハンパない。週マガに金田一があるという事実が週マガファンを落ち着かせます。しかし、しかしですよ。金田一の復活まで週マガのミステリーを支えていた作品があるわけですよ。ふぁ・・・「探偵犬シャードック」です。これもオススメ!!



主人公・輪島尊

そうそう。絵は「妖怪のお医者さん」の佐藤友生先生、お話は「サイコメトラーEIJI」の安童夕馬先生が担当されています。この二人・・・意外と名コンビかもしれない。サスペンス色の強い話の多い安童先生の物語を、妖怪や幽霊といったホラー絵で力を付けていった佐藤先生がうまく描いています。まぁ、そもそも論として、俺が佐藤先生の絵を愛しているというのも大きいですが・・・。


い、いぬ・・・?

この作品の特徴は、尊が事件を解決するわけではなく、このお犬様が事件を解決するところにあります。この犬、実はかの名探偵シャーロック・ホームズの生まれ変わりなのです。そして、尊を輪島尊=ワトソンと呼び、彼を助手に平成の難事件を解決していきます。
そのため、尊はホームズをシャーロック・ホームズ+犬=シャードックと呼んでいます。何で犬なんだろうか、どうして話せるんだろうか、日本語が何故分かるのか等々、色々と気になりますが、そんなことどうでもいいんです。気にしたら負けなんです。

それはそうと、この作品をシャーロキアンはどう思っているんでしょうね。やはりダメだ!という人もいるんでしょうか。まぁ、大目に見てもらいたいものですよ。せっかくだしミルキィとコラボすればいいのに(←




犯人は可愛らしい先生(30代後半)

第1巻では大きな事件が1つ収録。尊と同じクラスの少年が自殺するという事件が発生しますが、それが実は殺人だったという・・・。
この漫画の特徴は読んでいるとだいたい犯人が分かっていること。そこからシャードックとワトソンが犯人を追い詰めていきます。第1巻の事件では、自殺したとされる少年に息子がいじめられていた(&その後自殺している)先生の復讐劇でした。そう、その先生が↑の女性なんです。普段は可愛いんですが、殺人をした時の先生の怖さといったら・・・。


怖い・・・・

ちょっとした狂気を感じますね。これも佐藤先生の真骨頂でしょう。まぁ、今回の事件はちょっと悲しくなる、先生の気持ちが痛いほど分かる辛いお話でした。殺された生徒も悪いわ、あれは・・・。そのあたりは読んで確認してみましょう。


犯人を探す漫画ではなく、シャードックがどうやって事件を解決するというのが醍醐味。現代によみがえったシャーロック・ホームズが難事件に挑んでいます。シャードックが可愛い。女の子も可愛い。ぐう面白い。早く2巻出てほしいなぁ。オススメです。