勝ち組未来を夢見て「我妻さんは俺のヨメ」



どんなポーズだよ・・・

木下由一先生へ。この場を借りてお礼を述べさせていただきます。マガスペの巻末コメントにも書いてありましたが、木下先生が年賀状を配っていました。なんと我が家にもその素敵年賀状が届きました!!多分、サイン色紙に応募した時のハガキからじゃないかと思います。残念ながらその時の抽選には洩れましたが、わざわざ年賀状を送ってくれるとは・・・。ファン冥利につきますね。まぁ、今月号のお話はとんでもないものでしたが・・・。
ひとしが(いつも通り)残念なオチを迎えていましたけど、今月号のくろののエロシーン最高でした!必見です。



2巻待ってます・・・。




さて、昨年のマガスペ作品まとめで1位を付けさせてもらった作品は我妻さんは俺のヨメという作品でした。元々マイナー寄りのマガスペの中でも聞いたことのない作品かもしれません。しかし、読んでみれば分かりますが、これ・・・面白いですよ。



未来の嫁は学校のアイドルだった!!

週刊少年マガジンアゲイン!!という作品があります。この作品は高校3年間の最後の日に高校1日目にアゲインしてしまうものです。一度通り過ぎた時間を巻き戻し、もう一度やり直す。戻ってみると見えなかったものが色々と見えてくる。新しい出会いが発生する。そんな世界の中で、ひねくれ主人公がちょっとずつ変わっていく姿を描いています。
一方の我妻さん。こちらは冴えない系主人公が未来へと行く・・・未来の夢を見てしまうという作品になっています。ある日気付いたら大人になった自分と、学校のアイドル・我妻さんが同じ家出暮らしていた。しかも結婚しているという・・・。
夢のようで夢ではない。夢にしてはリアルすぎる。ただ、やっぱり夢だった。夢を見ることによって未来を知ることになった主人公が、現実世界で高嶺の花たる我妻さんに擦り寄っていく。いやはや、なかなか面白い設定をしています。

そういえば某ドラ焼き大好き漫画でも、あっちゃん・・・じゃなくてジャイ子と結婚したくないのび太が何かやっていたような。自分の未来を知っているというのもちょっと考えものなのかもしれませんね。それでも、自分の未来がバラ色だって分かってたら違うかもしれません。いや、案外未来をそのままにするために”変えない”というのも大変かも。




未来が変わってしまった・・・?

しかし、ある日の夢の中で、未来のお嫁さんが外国人(シルヴィア)になっていました。夢から覚めた日、その未来の嫁となる外国人が転向してきます。とはいえ、本当は学校のアイドル・我妻さんが大好きな主人公は、元の未来へと戻すように画策します。


シルヴィアとのフラグを折らなければ・・・

シルヴィアでもいいじゃないか!と思いつつ、我妻さんに固執する主人公。自分の未来の嫁だと分かってからの我妻さんへの態度も気持ち悪かったですけど、シルヴィアとのフラグを折るための行動も、なんというか・・・。


「俺は日本人が好きなんだ!」
「俺には他に好きな人がいるんだ!」


・・・・いや、意味分からんよ。いくら未来で嫁になっていようとも、現実世界では相手も何のことやらさっぱりでしょう。むしろ痛い子です。



我妻さんが未来嫁に戻ったけど・・・

現実世界シルヴィアのフラグを折るどころか立てたしまった主人公。しかし、待っていた未来は我妻さんが俺の嫁でした。しかも夜のプレイ間近。青春真っ盛りの頭と知識しかない高校生が、ほぼおサルさん状態の主人公が、アイドルたる我妻さんと・・・。そんなところで今月号も終了。来月号が気になるなぁ。


自分の未来が幸せだったらとても素敵でしょう。あの子と結婚していたら、あのアイドルと結婚できたら。そんな楽しい夢が現実になってたら嬉しいでしょう。むしろ自分で未来がいじれるなら、もっともっと頑張ろうと思うかもしれません。俺ならそうします。悪用せずに嫁候補をどうにか〜という程度なのは主人公の人の良さ?が出ているのかもしれませんね。


今年オススメのマガスペ作品です。・・・ところで、トルドさんの嫁はどこにいるんだろう。