アイドルの生き方を愛すべし「AKB49〜恋愛禁止条例〜」

今年1番ハマってしまった作品がAKB49〜恋愛禁止条例〜でした。これだけは揺ぎないです。まぁ、昨年末からずっと面白いと言い続けてきているので当然といえば当然ですが。今年もあと1ヶ月とちょっととなりましたね。まだ読んだことが無い人は是非是非読んでみてほしい作品です。
さて、AKB49の単行本といえば通常版と特装版があるのはお約束ですね。誰得なのかサッパリ分からないオマケが付いてくるんですけど、皆さんはどちらを購入しているでしょうか。俺はもちろん両方買っています!中身は一緒なんですけどね・・・。なんとなく買ってます。

で、ちょっと今回の特装版について一言だけ言わせてほしいです。




秋元いらねーよ!!
通常版と特装版では200円ほど違うんですが、各キャラで10円以上のお金を払わされるわけです。そこまでチーム4に興味がないというのもあります。それでもありがたく購入させてもらったわけですが、その内の1枚に秋元て!秋元康て!ビックリを通り越して呆れてしまいました。いや、まぁ・・・使わないからいいけど(←何で買ったんだ





というわけで5巻の内容です。



男です・・・

AKB49最大の特徴といえば女装したセンター・浦山実こと浦川みのりでしょう。大好きな吉永のためにAKB48を受けるという暴挙から早くも5巻目まで来ました。よくもまぁ・・・ここまでバレずに来ましたねぇ。で、そんな女装を決意するまでに至った最大の原因でもある吉永が病院に緊急搬送され、みのりは大切な公演をすっぽかします。自分たちのクビがかかった公演をすっぽかします。ハッキリ言っておきます。これは本当にありえません。
好きな子を追いかけて、他のメンバーのクビまで影響を出す?研究生のセンターとしてリーダーとして柱とならなければならないみのりが一番やってはいけないことでした。アホです、アホ。




愛ちゃん「クビになったっていい」

それに比べて愛ちゃんの可愛らしさといったら・・・。いつも強気、そして勝気。自分がセンターから外れた時のみのりを呪い殺すような目は忘れません。そんな彼女が自分のクビが飛んだとしても、それでもみのりを信じようとしたこと。他の仲間を鼓舞したこと。絶対に忘れません。だから俺と結婚してください(←?
ただ、そんな愛ちゃんへと変えたのはやっぱりみのりなんですよねぇ。それだけみのりは皆を輝かせることができるセンターだった・・・ということですね。男だけど。


みのりは吉永の夢

みのりは1つ勘違いしていました。自分が吉永を支えている、吉永のAKBのセンターになりたいという夢を後押ししているんだと勘違いしていました。しかし、実際にはみのりと”一緒に”というのが吉永にとっての本当の夢へと変更していたわけで・・・。そんなことを知ったら戻らなきゃいけませんよね。自分が諦めることは吉永の夢を壊すことに繋がります。すぐに戻って公演を再開しなければなりません。





あんなに可愛かったか?あんなに美しかったか?

戻ってきて土下座したみのりはどこか晴れやかな顔をしていました。数巻前の話にある雪の日、彼女はたった一人の本当のファンのために泣きながら踊りました。そこでアイドル浦川みのりが誕生したと言っています。では、今回は?可愛くなった、きれいになったと言われた今回は何があったんでしょう。・・・きっとこの時、アイドルとしての覚悟ができたのだと思っています。ファンのおかげでアイドルという舞台に立てた。そして、皆を引っ張る役目を持てた。そしてそして、大切な仲間がみのり自身にも輝いてほしいと願った。これがAKB49、週マガの現最強熱血少年漫画です。



作中、秋元康「AKBは生き方が公演」だと言いました。この意味が分かるでしょうか?
昨今のアイドル事情も色々と変わってきたように思います。容姿がキレイだから応援する?歌が上手くて魅力的?今のアイドルはそうではなく、生身のアイドルに会う。そしてそのアイドル自身の生き様を応援する。そういったスタイルに変わってきているのかもしれません。最近のアイドルを応援するオタクをキモイと思う部分もあるかと思います。しかし、彼らはアイドルどころか、アイドルの人生を応援する存在になってるわけで・・・。他人の人生を応援してる人生とか素敵やん。まぁ、俺には関係のない話ですが。





はてさて、ようやくAKB49のアイドルとして独り立ちできた?みのりですが、多分全体の話からしてみればようやくスタートラインに立った程度です。そもそも正規メンにも、選抜すら夢のまた夢。浦川みのりは最終的にビートルズを越えなければならないわけですから、ぶっちゃけ研究生公演が成功しようとしまいとゴールはまだまだ遥か先。5巻ではそんなみのりを後押しするかのように、先輩たちとのエピソードが収録されてます。



たかみな「夢が小さいよ」




優子「AKBの未来(みのり)を守りたい」


みのりから肩を並べたいと言われた たかみなは「もっと上を目指せ」と言いました。そして、優子は「自分がいなくなった後のAKBをみのりに託したい」と言いました。どちらも浦川みのりというアイドルを認めた上での発言です。特に、優子がこれまでAKBにもらった恩を返すため〜という話は感涙もの。まさにAKBは人生だと表現したお話でしたね。まゆゆの話はまぁ・・・いいや。



しかし、AKB49とAKB48の相互補完がそれほどされていない気がするんですがどうでしょう。漫画読みからは結構評判の高い(はず!)49ですけど、それほど48に流れているかといえばそうでもないようで・・・。たかみなを見たことがないとか言われたこともありますしねぇ。それと、48な人が49をガッツリ読んでいるのかというのも謎ですね。やはり握手券か・・・。




AKB49好きで表紙を見てゆきりんだと気付く人は何人いるんだろうか・・・。1巻が前田のあっちゃん(チームAセンター)、2巻が優子(チームKセンター)、3巻がまゆゆ(チームBセンター)、4巻がたかみな(チームAリーダー)、5巻でゆきりん(チームBリーダー)ということは、次はオカロだな。そろそろ愛ちゃんの表紙が見たいなぁ。