将棋漫画が先か親子漫画が先か「ひらけ駒!」

父親とよくやった遊びが将棋でした。あまりTVゲームとかやらなかったですねぇ・・・。今の子供たちは親と何をして遊んでいるんでしょうか。あれですか?ツイスターとかですか?

モーニングで絶賛連載中の将棋漫画「ひらけ駒!」は将棋を通した親と子の関係を描いた作品になっています。将棋の漫画というとしのぎを削るような頭脳戦が繰り広げられる・・・作品を思い起こすかもしれません。しかし、棋士たちの物語ではなく、棋士の登竜門たる奨励会での物語でもなく・・・。将棋道場で楽しく将棋に取り組む少年とその母親の物語です。



子供を見守る母親の構図

見守られるのは息子の菊地宝くん。菊地ママはあまり将棋が得意ではありませんが、見守ることにかけては超一流です。だってお母さんですから!!ちなみに、お父さんは出てきません。触れられることもなく、いた、いるといった事も描写としてはありません。もしかすると作者の南Q太先生同様、母子家庭なのかもしれませんね。


ママはモス気分ではないらしい

そういやママの名前って何だろう?出てきてたらすみません。知ってたら誰か教えてください。
二人はとっても仲良し親子。楽しいことは二人で共有し、ご飯だっていつも一緒。今日のご飯なにー?と無邪気に聞く宝を見ていると、ふつーのほんわか親子ストーリーという感じがします。そのため、将棋描写もどちらかといえば宝の勝敗結果がメイン。その結果に一喜一憂するママがいて、今日は何連勝したー!と喜ぶ宝がいます。あの親子には勝ちなさいと勝手にライバル意識する人もいたり、将棋漫画として読むよりは親子漫画として読むほうが面白いかもしれません。




ママも将棋を始めた・・・?

2巻ではついにママも将棋を始めています。元々3手詰めくらいは遊びでやっていたようですが、対局を本格的にスタート。中途半端な知識があるせいかカタチから入ってますね(苦笑)。四間飛車とか三間飛車とか言っていますが、そもそも駒の動かし方すら怪しいので・・・。
でも、子供がやっているところから母親も一緒になって将棋をやるのって、とても微笑ましいですよね。ほんわかします。俺もこんなお母さんがほしかった??
ママの将棋話は3巻にまで続いていますが、ちょっと調子に乗っているようなので今後どうなるかは楽しみです。




号泣する宝

2巻のもう一つのポイントは宝が本気で悔しがる描写があるところですかね。まだまだ奨励会も夢のまた夢の状態。しかし、頑張れば手が届くのではないか?と思えるところにいるのも事実。家に帰っても将棋のことばかり考える宝にとって泣けるだけ大切なものになっているようです。
実はまだ始めてから1年なんですよ。1巻の頃はまだのほほんとして、勝敗もそこまで興味なさそうな感じだったのに・・・。子供の成長っていいですよね。読んでたこっちも嬉しくなる一幕でした。


本気の将棋漫画を読むには少し物足りないかもしれません。ただ、それを補って余りある親子ネタが素敵です。二人ののんびりとした雰囲気に巻き込まれるのもいいですよ。オススメです。




と・り・あ・え・ず・・・



将棋少女みずきちゃん

ブヒィィィィィィィィィィィィィィィ
みずきちゃんが可愛いなぁ。将棋がお兄ちゃんより強いんだと言うみずきちゃん可愛いなぁ。また出てきてほしいものです。