空腹時はご注意を「う」

何か1つに絞ったテーマで漫画を描くというのはよくある話。特定のスポーツで〜というのはよく見かけます。それが例えば食べ物だったらどうでしょう??
ネイチャージモンのような肉特化作品、B級グルメの先駆けとしての駅前グルメの歩き方、他にも変わったご当地の食べ物を食べる寄食ハンターという作品もありましたね。作る側で見ても、翔太の寿司や、他紙の華麗なる食卓といった作品があります。中には”うなぎ”だけを取り扱った作品なんてのもあります。

モーニングに連載中の「う」という作品なのですが、本当にうなぎだけしか話題に出しません。



おいしそ”う”な・・・うな重

何故にうなぎオンリーだよ・・・と言いたいところですが、面白いんですよこれが。
呉服店の若旦那で主人公の藤岡椒太郎は無類のうなぎ好き。毎日三食うなぎでも文句なし。そんな若旦那がうなぎを食べて、薀蓄を語って、そしてまた食べる。そんな漫画です。


藤岡「うなぎとは真剣勝負でいたい」

・・・病的です。
ただ、うなぎという魚は非常に面白いものでして、素材を生かそうという日本料理の中でも特殊な存在だと思っています。そもそも刺身では食べません。むしろ、血に毒があるため、ほとんど生では食べられていません。つまり、生かしようがないのです。それを長年の伝統と技術をにより究極の形の1つへと進化させたのがうなぎ料理なわけです。


東京と大阪の違い

料理文化が東と西で違うのはよくある話です。すき焼きやうどんといった食べ物が有名ですね。うなぎにも実は食べ方の違いがあるらしいです。
調理方法の違いとしては、東京は蒸してから焼くそうです。さらに関西方面では頭を取らずに焼くそうな・・・。どちらが良いという話ではないのであしからず。とにかく両方を味わってみたいですね。



松竹梅は量の違い

今回のうなぎ薀蓄で一番驚いたのは、松竹梅って実は量の話だけ・・・というものでした。味も違うものかな〜なんて勝手に思っていましたが・・・。まぁ、よくよく考えれば当然なんですが、どうしてそう勘違いしていたのか不思議です。とりあえず腹いっぱい食べられればいいよ!(←結論


おいしそうな描写だと本当にお腹がすきますよね。特に高級な食べ物ならなおさら??ただ、この作品のようにず〜っと同じ食べ物ばかりだと、空腹を通り越してお腹がいっぱいになりそうです。そうだ、これで”う”ダイエットを始めよう。
もちろん蒲焼だけじゃなく、白焼き、う巻き、肝・・・等々。この年になってくると、腹いっぱいよりもお酒でキュッとやりたくなったりすることが多々あります。これぞ大人って感じで!!
あと、この作品に出てくるお店って実在するんだろうか。実在するなら是非行ってみたい。まぁ、そうじゃなくても明日はきっとうなぎを食べているでしょうが。ちなみにうなぎさんの旬は冬です。うなぎで知らなかったこと、美味しい食べ方、何でもござれ。うなぎにちょっとでも興味があれば是非どうぞ。