愛して愛されるのがアイドルのお仕事です「AKB49〜恋愛禁止条例〜・3巻」




AKB48という存在はすでに国民の関心事になりつつあると思います。そんなAKB48を題材としたAKB49〜恋愛禁止条例〜が素晴らしい。もう今年最強の漫画です。AKBに興味がなくても楽しめる、興味があればより好きになれる!!そんな作品です。
表紙画像を見てもらうと、前田敦子さんが1巻、大島優子さんが2巻、渡辺麻友さんが3巻。これはチームA、チームK、チームBのそれぞれのメインメンバーですね。第3回選抜総選挙の結果だけを考えると、まゆゆではなくゆきりん柏木由紀)の方が流れ的に良かったよねと思ってしまいました。でも、まゆゆもいいよ!!やびゃあ、やびゃあ。


この作品は浦山実というイチ男子高校生が、好きな女の子・吉永さんのAKB48加入を後押しするために自らもAKB48に女装しました・・・というお話です。女装少年・浦川みのりが研究生のセンターとして大活躍???ただ、そんな漫画でも決してイロモノ作品ではありません。アイドルの実態と、応援するファンの熱と、その世界を作るAKB48とは一体何ぞやということが描かれています。そう・・・アイドルは熱血だああああ!!



○嵐のチームKとデレた岡部さん
2巻から主人公のみのりが大島優子の代役(アンダー)としてチームKに参加します。研究生、特に12期生からも「研究生魂見せてやれ!」とばかりに応援されましたが、結果は・・・惨敗。



みんなごめん・・・

チームKとは”個”ではなく”集”を大切にするグループです。皆がぶつかり合い嵐を巻き起こすチームです。その嵐に飲み込まれ、”皆を輝かす”というみのりの良さが見えなかったわけで・・・。つまりは、みのりの初めての正規公演参加は力不足による完敗です。



トルドさんの推しメン・岡部愛ちゃん

その窮地を、みのりの窮地でもあり研究生としての窮地を救ったのが、元・研究生センターの岡部愛。このブログでもずっと言っていますが、彼女はトルドさんの推しメンです。本当は名古屋の方に代役で出かけていた岡部が、みのりのピンチを救うべく東京へとんぼ返りしました。そして、チームKとして最も大切な曲の1つでもある「転がる石となれ」をやりきります。やってきて”あげる”というのが岡部らしいです。
12期生をいじめていた岡部。センターをみのりに奪われた岡部。目立とうとして自分も怪我をした岡部。常に皆を蹴落とそうとする岡部。そんな岡部がみのりを助けようとすることでデレます。デレ岡部可愛いよ、デレ岡部。

あなたが引っ張るのは足じゃなくて・・・手!

そうみのりに語った岡部が本当に可愛かったです。



○たかみなとは恋愛禁止条例である
この作品の中でとても大切に扱われているなぁと思う実在キャラは、あっちゃんとたかみな(高橋みなみ)です。特にたかみなについては、AKB48のお父さんと言われるほどにグループ内で信頼されています。まるで男?と言われるほどの豪快っぷり。そんなたかみながキュンキュンしてます。



キュンキュンで死んじゃいそう

AKB48は恋愛することを禁じられています。実際がどうなのかという問題をこの作品に持ち込むのはナンセンスですが、AKB49では恋愛をしている人間が3人います。1人目は主人公のみのり(→吉永)、2人目はトルドさん(→岡部)、最後にたかみなになります。たかみなの相手はもちろん・・・みのり!!
みのりがたかみなをどう受け止めるかは分かりませんが、ファン的にもまさかグループ内の恋愛があるとは思わないでしょう。キュンキュン。




AKB48を知らない方もいるかと思いますので、ちょっと説明しておきます。AKB48は基本的にチームA、K、Bに分割されて個々に公演を行っています。一方でよくメディアに出ているのは各チームなどを混ぜての選抜メンバーになります。
その中のチームA劇場公演に”恋愛禁止条例”という名前の公演があり、そしてその同名の歌もセトリに入っています。で、その歌を歌うのがたかみななんですよ。つまり恋愛禁止条例とはたかみなであり、たかみなとは恋愛禁止条例なわけです。最初は何故たかみなが・・・と思いましたが、よくよく考えると適任なわけです。




○ホンモノのアイドル誕生!!
22話、23話を読むまでは我慢してでも読んでほしい。絶対に絶対に損はないです。アイドル物語としてのAKB49はこの2話に詰まっており、もうもうとにかく号泣必至。ちなみにその2話ですが、みのりにファンができるお話になっています。みのり推しの正体は・・・同じ学校の奥平先生でした。



みのり推しなんです

秋元先生の策略?で研究生公演は1万円にしなければならない、さらに満員にしないとクビと宣告されます。普通に考えれば無理です。それを先生が自腹を切って応援してくれるというストーリーがもう・・・もう・・・最高に泣かせててくれます。


ファンは推しメンに対して愛を送ります。その愛を感じ、愛しかえす(公演や握手会を頑張る)のがアイドルです。これがファンとアイドルの理想形ではないかと思います。それを主人公のみのりが本当に理解したお話でした。



アイドル浦川みのりの誕生

よく分からずAKBに入り、右も左も分からないまま研究生を輝かせていたみのり。ファンがアイドルにとってどれだけ大切にしないといけない存在かを理解したみのりは最強???




○やっぱり岡部が一番可愛いよ!



パンチラ愛ちゃん



胸チラ愛ちゃん


・・・ふぅ。
あざとい岡部愛ちゃんがとてつもなく可愛い。





岡部うちわ完売・・・

えーっと、俺が買占めました。





ところで4巻の表紙はどうなるんだろう・・・。