おとなもこどもも、妖怪も「ほんとにあった!霊媒先生」



講談社漫画賞受賞!

おめでとうございます!!!「ほんとにあった!霊媒先生」がついに講談社漫画賞を受賞ということで非常にめでたいです。まぁ、アニメ化もしてますし、これだけ面白いとそろそろかな?というところでした。
去年も講談社漫画賞児童部門にノミネートされながら落選。昨年の選評をまとめると「子供に支持してもらって、元気よく、まっすぐな表現と熱気、そして震えさせつつ完結まで楽しみにさせる作品」が受賞に値するとのことだったので、きっと霊媒先生もそうなったんですよ、うんうん。





妖怪・幽霊の皆さんもお祝いしてくれてますよ・・・

主人公は霊媒師兼教師という木林呪理(きばやしじゅり)。「呪」という言葉を名前に使ったご両親を一度問い詰めてみたいものです。しかし、名前に反して気さくな先生です。思いつきで降霊したり、またまた思いつきで妖怪を引っ張ってきたりのやりたい放題。今一番見習わせてはいけない先生です。
というか、文化祭でお化け屋敷するからって、本物連れてくるんじゃないよ・・・。この後、ゾンビのおかげで予想通り学校は大混乱です。





基本は4コマ漫画です

最近は4コマの割合が減ってきているなぁという印象がありますが、基本的には4コマ漫画です。4コマ漫画といえば萌えを強調した作品がトレンドです。しかし、そんな流行にとらわれずギャグ4コマな作品をやっています。
読んでいただければ分かりますが、ギャグの打率が非常に高いです。起承転結が求められる、ほとんどがワンパターンに陥りやすいといった部分がある中で・・・ギャグの面白さの打率が高い。これはちょっとした驚きです。もちろん好き嫌いは出ますが、全てのギャグがナチュラルに笑えます。





「ー」のご乱心

そもそも霊媒先生の掲載雑誌でもある月刊ライバルがマイナーすぎるんですよ。これだけの作品がここで燻ってていいのかい?と思っていた矢先のアニメ化でした。売り上げがどうなっているかは不明ですが、知名度は上がったはずです。
ただ、ライバルって子供に読んでもらいたい雑誌なんです。講談社系列もそのつもりでしょう。ただ、そこまで浸透しきっていないのがちょっと残念ですね。まぁ、今回のアニメ化で子供にも読まれる雑誌に成長してくれれば・・・と期待しています。




どの作品でもそうですが、単行本のおまけやあとがきって楽しみじゃないですか。例に漏れず、霊媒先生のおまけにはいつも驚かされます。著者近影に写っていたあまりの美人っぷりには驚かされましたね。はて・・・何巻だっただろうか。
ちなみに最新8巻ではあとがきでのおたよりコーナーが面白かったです。

<おたより>
アニメの霊媒先生をビデオにとったらおっぱいがでてきて
おかあさんに見るなどいわれました(匿名・10歳)



<松本先生の回答>
それは「江古田さん」です。霊媒先生じゃないです。というか、(ビデオと言ってる時点で)10歳じゃないですね。

確かにそうだねw
以前も、おたよりに「年収が1000万円になったら結婚してください」というのがあったくらいです。霊媒先生にはコアなファンがたくさんいる気がします。俺は700万になったら求婚したいと思います。



講談社漫画賞を受賞というノリノリな作品です。オススメ。