魔女っ子には黒タイツがよく似合う「くろのロワイヤル おはよう」

最近は魔法少女が大人気なようですね。特に某アニメはDVDや漫画が大売れだそうですよ。時代は魔法少女!魔法を使う女の子が出る作品をやっておけば成功間違いなしです。

講談社恋愛漫画を全て集めたような雑誌・マガジンSPECIALにもそんな少女たちがいます。魔法を使えるようになった魔法少女とは違いますが、元々魔法を使っているいわゆる魔女っ子もの作品があります。しかも2つ!!マガスペは常に時代を先取りする最先端雑誌です(キリッ




1つは「マママ〜魔法委員長魔子ちゃんの魔法指導〜」です。ちょっとエッチな超正統派魔女っ子作品。魔法学校で委員長をしている成績優秀な主人公が、課題の魂狩りでダメ男を捕まえる(捕まえられた?)ところから始まり、実はそのダメ男が魔王を体内に宿していたというもの。



デコっぱち、メガネっ子、委員長で黒タイツ。変なアンテナは気にしないとして・・・全て揃ってカンペキじゃないですか!!
ダメな主人公でも時々見せるかっこよさに徐々に惹かれていく様もまさに王道。ツンデレしてて、契約のキスもまともにできない初心っ子が見せる黒タイツ下の純白パンティは一見の価値ありです。現在発売されている単行本に1巻という表記がないんですけど、本誌ではまだまだ連載中です。泣いて笑って、ちょっとエッチな正統派魔女っ子漫画に興味があれば是非どうぞ。




で、今月発売されたマガスペ超話題作くろのロワイヤルも魔女っ子ものです。どんな作品かというと・・・



黒タイツの素敵表紙



帯をとったら・・・




女王・くろのの下にいる奴隷・ひとし

こんな作品です(どんなだw
ある日、隣の席が魔女っ子になっていたと思ったら・・・同棲していたという物語。ただし、ひとしの方は奴隷として扱われています。しかしこれがですね・・・ものすごくニヤニヤできる漫画なんですよ。というか、なっていくんですよ!!


作者の木下由一先生については非常に思い出深いものがあります。ペロペロペットというギャグ漫画がいきなり週マガで連載した!?と思ったら単行本になることもなく・・・という漫画家さんでした。2008年頃ですが、ちょうど純情カレンな俺たちだあたりが連載し始めたころになりますね。かなりスポーツ漫画が増えすぎて、逆にギャグ漫画が少ない時期だっただけに、編集部もギャグ系を育てるつもりなんだなぁと思ったものです。


しかし・・・育つなんてもんじゃなかったですね。時代はくろのロワイヤルにやってきてます。木下先生は時代の寵児です。



時代はくろのロワイヤルだ by森○先生

ただ、タイトルに付いている”おはよう”の意味がさっぱり分かりませんが・・・。おはよう〜おやすみまでという意味なのかなぁと思ってます。あと、特筆すべきは各話タイトルですかね。

各話タイトル

1.木村くんの消失
2.鯨井えみるの絶叫
3.妖精の尻
4.牢の上のポヨ
   ・
   ・
   ・
10.HITOSHI BE・・・
12.賭博破産録ヒトシ
13.1/4畳の純情な感情

どっかで見たようなタイトルばかりだね!
なお、第1話の木村くんは全く出てきません。授業中にエロ本を読んでいた木村くんは、いつの間にかくろのによって取って代わられていました。とある目的で日常に溶け込むことになったくろのが木村くんを消してしまったのです。そんな木村くんを消した理由。それは妖精集め。



妖精ちゃん

普通の人には見えませんが、魔女っ子とひとしにのみ見ることができます。ものすごいイタズラ屋さんで、女の子の下着の食い込みやブラが外れるのは概ね妖精のせいです。




こんなことだってします

・・・ふむ。けしからんな。

くろのロワイヤルはこんな妖精たちを集めていく物語になるわけです。ひとしは普通の人間でありながら、存在が地味すぎるために妖精を見つけることができる&妖精が近づいてきます。だからこそくろのはひとしを利用します。
作品の初期は上記のようなえっちいシーンが多々ありました。あと、言葉選びがかなり好きです。むしろ話のリズムがいいというか・・・。そして1巻の中盤から終盤にかけてラブコメ路線にシフトしていきます。







きっす



・・・ああ、歴史変わったな。




女王様が奴隷にキスしています。そして、このキスのお話で1巻は終了しています。ここで終わらせたことに非常に感謝したいです。実は話数調整までしてここで終わらせています。次が出るか分からないからこその措置だそうですが・・・。
いやいや、この作品は絶対に2巻出ますよ。面白い面白くないではなく、純粋に読みたいと思う作品です。これがギャグ漫画?ラブコメ?魔女っ子もの?たった1冊でヒロインのデレまでの過程や、可愛いキャラクターたちのエロシーンが満載。オススメです。




以下、余談です。
150P目で女の子たちがひとしをDisります。そのラップシーンが一番好きだったりします。
仮にマガスペを若手が育つ場所だとするなら、くろのを描いている木下先生は完璧にその任務をこなしていると思います。絵の上達やラブコメへのシフト転換は読んでいて安心できるレベル。また週マガに戻ってきて何か連載してほしいものです。