もうこの大人の魅力に欲情するしかない(←結論)「夏の前日」

いや、もうグフタは隔月をやめて月刊にしてくださいよ。創刊してからいい作品をたくさん出しているだけに、もっとたくさん読みたい・・・というのは読者側のワガママですかね?読書欲を満たせるいい雑誌ですよ。そんな中でも「サヤビト」のペースが飛びぬけて早いなぁというのは常々言っていますが、「地獄堂霊界通信」あたりはちょうどよいペースなのかなぁと思っています。ちなみに今月、3巻が発売されています。

地獄堂霊界通信は元々原作として香月日輪先生が書いた小説を、みもり先生が漫画化しています。なお、過去には映画やOVAなんかもあるらしいです。どちらも1996年の作品ですが・・・。



辛かったら泣けばいい

てつし・リョーチン・祐介の3人組が幽霊・お化けといった類のものと関りあいながら成長していく物語・・・でいいのかな?怖いことがあっても3人の勇気、優しさ、冷静な判断で切り抜けていきます。
3巻では一度死んでしまった女の子が登場。女の子といっても3人から見れば年上。ちょっと憧れつつ、そしてずっといてほしいと思いながら、最後を見届けます。その事実を知ることに対し「辛けれ泣けばいい」と腹を括るんですが、やっぱり辛くて泣いてしまうんですよ。子供がここまで覚悟を決められるのかということに驚きつつも、それでもどうにもならないことに泣いてしまう3人がとても・・・輝いて見えます。



3巻は素で泣いてしまいました。




しかし、小学生ですら年上の魅力に気づく世の中ですよ??”大人のおねえさん”・・・なんて素敵な響きでしょうか。この魔法の言葉にやられない男はいるんだろうか。そして、そんな”大人のおねえさん”という言葉の魅力を最大限引き出しているのが「夏の前日」ですよ。



オ・ト・ナのキス

もうね、晶さまの魅力がハンパないです。大人の女性なのに可愛いとか反則過ぎ!!!エロい。エロい。もう本当にエロい。半ばヒモ気味の主人公・哲生が羨ましすぎる。俺はもう1話からずーっと晶さまに夢中です。





絵描きの学校に通っている哲夫と、その哲夫に惚れてしまった晶さま。晶さまは和服美人エロスです。
哲夫は何というか・・・考えすぎなタイプなんでしょうかね。「俺には描けない」とよく言っているような気がします。そして、それを受け止める、見守っている晶さま。何でもしてあげるというのは本心からくるものです。ただ、そんな晶さまの気持ちが逆につらくなるのが哲夫。何だかめんどくさいですね・・・。


そんな状況でも二人が愛し合っているんだなぁという印象は強く受けます。


実はどちらも好きだとはっきり言い合ったことがありません。何となく分かっているけども・・・という状況です。哲夫は晶に対して自分は釣り合わないと悩み、晶は本気で哲夫を愛しているのに伝えきれてない部分に悶々として・・・。でも、この二人の関係を見ていてニヤニヤしてしまうのはガチです。ラブラブっぷりにどうしてもニヤニヤしてしまうんです。






スキあり

・・・ほらね(←?


哲夫が年下の女の子(はなみちゃん)に顔を真っ赤にするんですが、そっちの感情が一体何なのか。晶に対しての反応とは全く違うものであり、まるで晶が哲夫を眺めるように”はなみちゃん”を見つめているのが気になります。お互いに好きだと言っていない状況で、いつかは途切れてしまうんじゃないかという関係性が少し怖いですね。まぁ、別れたら別れたで俺が晶さまとイチャイチャするだけですけどね(←?




グフタの中にあって、一際エロさが目立ってセクシー。男としてその部分だけでも読む価値ありだと思うわ。