喧嘩商売なメンバーがついに勢ぞろいしたんじゃねーの「喧嘩商売」



我こそが最強。

ついに長きに渡るメンバー紹介が終了しました。田島彬が主催するファイトマネー1億という1DAYトーナメント。優勝者は100億というお金と共に、田島彬と戦うことになります。復讐のためという人間もいれば、お金のため、名誉のためという人たちがいます。しかし、全ては『最強』を証明したいという欲望のためだけに集まりました。
空手、相撲、プロレスラー、各種格闘技を扱う面々が集まっています。このトーナメントの何が凄いって、誰が優勝してもおかしくないという部分です。全員が正真正銘のヒーローもしくはヒール。木多先生が丁寧に丁寧に誰が勝ってもいいように、誰が勝利してもいい試合だったと言えるほどの全選手の背景を描いています。たった一人で強さを追い求めた人間は何を思って戦うのか、自身の流派を背負い戦う男の強さをどう見せるのか・・・。非常に楽しみなトーナメントになっています。



・・・主人公出てないけどね!!



○第1試合:梶原修人(梶原柳剛流) 対 工藤優作(喧嘩師)
主人公と最も浅からぬ関係の工藤が最初の試合で登場します。ヤクザの下にいた工藤ですが、ようやくこのトーナメントで表舞台に出てくることになりそうです。金田保と戦った十兵衛が追いかけてきそうな予感・・・?そう考えると工藤が上に上がりそうな気もします。そもそも梶原くんって常時噛ませ犬だよね。色々と梶原くんが小細工しそうですが、全て工藤が跳ね返しそう。



○第2試合:石橋強(ボクシング) 対 佐川徳夫(日本拳法)
東洋のフランケンシュタインこと石橋・ドM・強と”天才”の徳夫の戦いです。日本拳法以外でも天才肌な徳夫が絶対に倒れないという石橋をどこまで追い詰めるかが肝。そもそも論として、石橋を十兵衛が先に倒すと言っているので予想とか必要なんでしょうかね・・・。ただ、佐川家って何か地味なんで、天才と騒がれていても石橋でも十兵衛でも勝てたりして・・・。




○第3試合:入江文学(富田流古流武術) 対 櫻井裕章(シラット)
記憶がなくても強いぞ櫻井!!と思いきや、文学が負ける姿を想像できません。まぁ、文学が負けても仕方がないなと思えるだけの逸話を持っている櫻井さんなので、どちらが勝っても・・・とは思っています。1つ番狂わせがあるとしたら・・・文学が童貞を捨てた時だな(←?




○第4試合:川口夢斗(キックボクシング) 対 金隆山康隆(相撲)
相撲が今大変です。さすがにこの試合で八百長とかはないでしょうが、夢斗のミドルキックが横綱にどこまで通用するか・・・。相撲で脚を使うことがないだけに、どういう対応をするか楽しみですね。腕対脚になる・・・?数ある紹介漫画の中で横綱のお話が結構好きだったので、個人的には横綱推し




○第5試合:上杉均(進道塾) 対 芝原剛盛(合気道)
この試合が一番楽しみ!!!というか、まさかこの2人を最初から戦わせると誰が予想したか・・・。最強対最強という言葉に相応しい戦いだと思います。それ以上の言葉はいらねーっす。気持ち的には上杉さんを・・・。




○第6試合:関修一郎(柔道) 対 佐川睦夫(軍隊格闘)
まさに表と裏の戦いです。国民栄誉賞を貰った柔道家とまさにクレイジーと言うしかない傭兵が戦います。睦夫は徳夫の兄になりますが、ちょっといかれているという言葉が相応しい行動が多いです。観客はきっと関を応援するに違いありません。ただ、木多先生ならそんな選手を素直に勝たせるとは思えないので、色んな意味で睦夫が・・・という気もします。




○第7試合:反町隆弘(総合格闘) 対 三代川祐介(召琳寺拳法)
次の試合にも関係しますが、是非反町対カブトが見たいのです。もうそれだけです。




○第8試合:里見賢治(中国拳法玉拳) 対 カブト(プロレス)
やっぱりカブトのお話が一番心に残りました。それほど辛いお話だったように思います。作中にも色々と社会風刺な部分はありますが、少年法や人を裁くことについて描かれています。また、子供の持つある種の残忍さと、無理矢理にでも表舞台に立たせようとする大人の汚さが出ています。あー・・・・、里美さんもガンバっ!!




どの試合であっても、24巻分積み上げてきた思い入れがあります。誰が勝っても文句はないですが、きっと読者の1人1人が勝ってほしいという人がいるに違いありません。そんな読者全員が共通して思うこと・・・。




それは・・・






作者は最後までやってね。
ってことでしょ。頼むから最後までやってほしいよ・・・。