結論:青春とはバターのようなものである「BUTTER!!!」

人生1発勝負。特に青春時代はやり直しのきかない重要な時間です。だからこそ青春時代には大切な時間が詰まっており、大人になればなるほど振り返りたくなるものです。若い人にはいい漫画でも読んでもらって楽しい時間の1ページを築いてもらいたいです。
中学、高校、さらには大学と成長していくわけですが、何をしても正解ですし、もしかすると何をしても正解ではないのかもしれません。○か×かを決めることが出来るのは当人でしかありません。しかし、1つだけ言えるのは”何かに打ち込むのっていいよね”ということだと思います。勉強でも、恋でも、部活でも、バイトでも・・・。何でもいいと思います。そんな場面を描くからこそ、数ある青春な漫画は輝き続けられるのだとも思います。

野球やサッカーといったスポーツ、ニヤニヤ(ドキドキ?)させてくれるような恋愛をする漫画はたくさんあります。そんな数ある中でちょっと変わった内容だと結構目を引きますよね。青春を前提に少し変わり種を挙げるとするならアフタヌーンBUTTER!!!はすごくいいと思います。



そんな青春の1ページ

テーマはダンス。
本当はHIPHOPとかに憧れていた少女。オタクで他人に嫌がらせで無理矢理ダンス部に入れられた男。くらーいメガネの女の子。宝塚が好きな男の子。そんな4人が入部することになったダンス部青春ストーリー!!・・・LOVEは!?LOVEはあるのかい!??
タイトルのBUTTER(バター)はグルグル回って、溶け合って、最後にバターになるような・・・というイメージから来ています。
自分は何かが出来るのか?本当にやれんのか?そう悩んだことってありませんか???主人公の1人でもあるエセHIPHOP少女の荻野目さんが2巻では悩んでます。一歩踏み出す勇気が出てこなくて悩んでいます。最近始めたダンスに対しても、プロが見ているというだけで恥をかきたくないと実力を出し切れませんでした。


見られる競技なのになぁ・・・と思うんですけどね。冒頭にも書きましたが、何をしてもいいんですよ。恥だってどんどんかけばいいと思います。それが成長だと思いますから。自分の考え方になりますが、自分がどうしなきゃいけないか、どう振舞えばいいのか、特別じゃないことばっかりだと気付くのも大切です。そういう意味で、とてもいい教本だと思います。





そんな事をちょっだけ気付かせたのが端場くんでした。そもそも端場君が青くさい子筆頭なんですが、1巻の頃よりは真っ直ぐ前を見れるようになったおかげか、まさかまさかの荻野目矯正ですよ。そもそも端場くんはオタクだったのに無理矢理ダンス部に入りました。それでウジウジしていたのを荻野目さんが矯正しました。
お互いがお互いを引っ張る。何かそれって・・・素敵やん。これぞまさにダンス部!まさにバターです。


同じアフタヌーンげんしけんってあったじゃないですか。色々とキャラが登場しましたが、やっぱり僕らは斑目に自己投影しましたよね(←?)。このBUTTER!!!を読んでて、「あっ、斑目をダンス部に無理矢理入れたらこうなるかなぁ。」と思ったわけですよ。確かにあの斑目さんが端場くんのように前向きになるかは分かりませんが、ちょっと面白そうじゃありませんか?また、それって裏を返せば端場くんに自己投影できたり・・・???俺はオタクじゃないから無理だけど。



しばらくは新人4人組それぞれの成長を描くのかなぁ・・・と思われます。1巻は端場くん。2巻は荻野目さん。3巻目は・・・



柘さん「死ねば、チビ」

柘さん(F70)か・・・。
中学時代に「ブス」だとチビ太に言われ傷ついた過去があります。そんなチビ太に再開し、本気で「死ね」と言い放ちました。きっとすごく傷ついたんだろうなぁ。
そして、これをどういう展開をするのかが3巻の課題です。まぁ、男の子の悪口って・・・アレだよねぇ。そんなことも乗り越えてこそ青春!!どういう展開を迎えるかが楽しみです。