AKB49はネ申漫画!先生・・・俺、泣いてもいいですか?「AKB49〜恋愛禁止条例〜」(※週マガ記事)



AKB49緊急重版決定!!

何かここ最近ずっと緊急重版しますって言ってる気がします。しかし、書店に置いてあるのは通常版ではなく、特装版が目に付く・・・のは気のせいですかね?もしかして特装版は売り切れていないのかな?もっと言えば、読者の大半は本物のAKB48に興味がなかったんだろうか。どれだけ刷ったのかは不明ですが、初期は同じくらいの冊数が売られていたよなぁ・・・と。
自分は当然ながら、通常版も特装版も両方買っています。


AKB49という漫画は非常に中途半端な位置にいます。それは漫画好きとホンモノのAKB48好きのどちらをターゲットにしているのかという意味でです。よくよく考えてみると、AKBメンバーが絵になったというだけなんですよ。推しメンがどうのこうのというわけでもなく、握手できるわけでもなく、ましてや総選挙がどうのってわけでもありません。まぁ、今後のAKBの展開として、特典に何か特別なものを付けるということもありえる・・・かも??
結局のところ、本物のAKBファンからすればどうなのかなぁ・・・と思うわけです。

ただ、1つ確実に言えるのは”AKB49は神漫画”だということです。実際のアイドルを使ったイロモノ漫画かといえばそうではありません。何というか・・・最強です。最高です。現時点で今年を代表する漫画になると、なっていると断言できます。




第1話目からこの漫画が好きでした。それからずーっと追いかけてきていますが、正直1巻の内容なんて助走程度です。・・・女装してるだけにね!(酷
まぁ、研究生公演が始まってからのこの漫画は本当に凄い。特にその地位を確実なものとしたのは、この漫画に神が舞い降りたお話です。その話を踏まえた上で今週の話を読むと・・・泣ける。がっつり泣けます。

神が舞い降りたお話で、主人公の浦川みのり(浦山みのる)が脚を折ってしまいます。しかし、それでも最後まで踊りきり「脚は折れても心は折れていない」と言い切ります。




そして、この言葉に感動したファンが一人・・・。



奥平先生

先生という職業が辛く、自分に向いていないと辞めてしまおうかと思った時に偶然出会った一人の天使。まさか自分の学校の生徒の女装だとは微塵も思っていないでしょうが、心は折れていないというみのりの言葉に勇気付けられました。
奥平先生はみのりの生誕祭(メンバーの誕生日公演)のために自分の給料をつぎ込んで、道端の人にチケットを配っていました。自分一人が応援するよりたくさんいた方がいいよね・・・という判断からでしたが、秋元先生の策略でチケットが1万円になっています。それを30枚・・・。
この漫画のすごいなぁと思う部分の1つに「AKBを否定しない」という部分があります。メンバーのスキャンダルは本当ではない、あっちゃんの性格、そしてファンの度を越えた応援。もちろん良し悪しはありますが、今回はファンが自分の推しメンのためにここまでやるかという部分を肯定しました。これは色んな意味ですごいことだと思います。





奥平先生「僕は君の言葉に勇気付けられた」

本当に足を折った人間が、心だけは折れてないから大丈夫と自分に言い聞かせました。それが実は見てくれていた人も応援していたのです。


みのりは本当にガムシャラにやってきたなぁと思います。その全てが前へ進む力になり、研究生の皆を引っ張ってきました。それがついにファンへ届いた瞬間を今週迎えました。



本当にできた最高のファンの1人に届けるAKB研究生公演 in道端。

自分のやってきたことがファンに届いて、そのファンがまた自分を支えてくれる。これがアイドルとファンの関係です。みのり、本当はみのるですが、彼が応援している吉永との間にはその関係が成り立っていました。吉永が落ち込んでいるときに応援してあげるみのる。そして、逆もまたしかり。



今回のみのりと奥平先生との間にアイドルとファンの繋がりができました。それに気付いた、アイドルの何たるかをようやく学んだみのりは・・・







泣きながら踊りました。
最高の公演は最高のファンがいなければ成り立たないんです。上にも書きましたが、その日はみのりの生誕祭。みのる本人の誕生日でもあり、アイドルみのりの誕生した日となりました。笑顔で踊ることが義務付けられるアイドルでも、どうしても止まらない涙がある。どうしても流したくなる涙がある。今週はマジで神でした。
アイドルとは何たるかを学ばせた奥平先生は立派な教師です。そして立派なファンの一人だと思います。俺は奥平先生を誇りに思うよ。


AKB49という熱血少年漫画をやる時に、最初はAKBというネームバリューを重要視したのかなぁと推察します。しかし、出てきた漫画はAKBに何ら関係のない面白い作品でした。
ここで補足はしておきますが、作品の人気にAKBは関係なかったです。ただ、AKBというシステムは本当に重要だったと思います。そのシステムが今の面白さを作っているよなぁと思います。女の子が輝ける場所があり、それを身近に応援できる状況がある。それが重要なんです。そういう意味ではAKBさんを選んで正解です。


今週もこれからもずっとずっと。この漫画はネ申漫画になると信じてやみません。奥平先生はみのりがセンターに立った日に自分の応援は終わると言い切りました。だからこそ、俺はこの漫画が最高の最終回を迎えるまで応援し続けるよ。




・・・・あ、そういえばみのりがセンターに立ったらみのりが応援している吉永の立場ねーな。まぁ、いいか。