”それっぽく犯人を決め付ける”これが推理漫画の新常識・・・?「名探偵キドリ」

推理漫画を読んでいると、そのトリックに驚かされます。もちろん?が付くものもあれば、ヘタにトリックなんか使わず刺してからさっさと逃げた方が早いような気もしたり。何にせよ、数々のトリックを考え、さらに主人公や犯人たちに人格を持たせた推理漫画はどれもこれも読み応えがあるわけです。
金田一少年はいつになったら高校を卒業するのか、そもそも通ってる高校の犯人率高いとかは置いといてですね。某コナン君もそうですが、異様に犯罪遭遇率が高いです。「まさかこんなところに名探偵がいるとは・・・」というのは犯人の弁ですけれども、ぶっちゃけ読んでるこっちも同じ気持ちです。ただし、それも推理漫画の醍醐味ですが・・・。
ついに待ちに待った漫画が発売されました。それは月刊少年マガジンの「名探偵キドリ」です。




名探偵キドリ⇒名探偵きどり⇒名探偵気取り


・・・ただのギャグ漫画でした。



急にやってきた転校生の貴鳥君。顔が濃く、探偵のコスプレをしていて、何より何でもかんでも事件に繋げようとする・・・ただの厄介者。事件が起きたときに謎を解き明かしてくれるならいいんですが、正直言って邪魔しかしていません。
涎をたらして寝ている生徒を見て殺人事件だと騒いだり。その生徒からアーモンドのにおいがする⇒青酸カリだと騒いだり。ただ、その無理矢理感が面白かったりします。




こいつ・・・解決する気がないっ。

密室であることに悦ったりしているのを見ると、本当に本当にただの推理好きですね。雰囲気だけで推理をしているよ・・・。


なお、貴鳥が解決しないなら誰が解くのかという話なんですが、そこは天才兼ヒロインの時明日香が担当します。




月マガ的な美少女だ・・・。
まぁ、この子だけは可愛い。馬田イスケ先生は女の子を描けるのにあえて作風のために描かない。そういう立派な方なんです(←?
この漫画の最後の良心でもある明日香を見るだけでも価値はある!!どうでもいいですが、彼女の友人にはイースター島出身者がいます。


現在1巻が出てますが、月マガでほぼ唯一のギャグ漫画です。雑誌を読んでいて、キドリというギャグ要素のあるなしが相当月マガの面白さに影響を与えていると思います。というかホッとします。毎号1話読みきりなので、雑誌でまずは1話読んでみてはいかがでしょうか。



・・・推理ショーへようこそ。