血の繋がらない思春期の妹ができたらそれはそれで大変だよね「いもうとデイズ」






小学校の頃を思い出すとアホみたいに遊んでたなぁと思うわけですが、やっぱり男の子と女の子で違うものなんですかね?いい大人たちから言わせると、女の子の方が早く大人っぽく振る舞うらしいです。なんか「男子ってガキねぇ」と言っている女子の姿が目に浮かびます。
男の子が成長してカズフサみたいだったら、日本の政治がどうこうの問題以前に沈没するでしょうね。ダメ人間すぎて一時期は引き気味でラブやんを読んでいましたが、最近はもう腹を抱えて笑うレベルにようやく来ました。ダメだ・・こいつ(ryが非常によく似合う青年、もといおっさんに成長しました。ポケモンですらまともに成長するのに、カズフサときたら・・・・。

このちょっと薄い14巻を読みながら、「さっさとラブやんとカズフサがいい感じになれば終了じゃん」と当たり前のように思ったんですが、それってコナン君が黒い奴らと決着を付けるのと同義だなぁと思ってしまいました。



カズフサに照れるラブやん

あと、不覚にもちょっとこのラブやんが可愛いと思ってしまいました。これでカズフサが「人間の交尾は〜」とかやらなければ・・・と思うんですけど。14巻、100話も費やして変わらないのであればどうしようもないですね。というか100話やったのかよ・・・。



そういえば珍しくカズフサがラブやんに靡いた話があったんですけど、それもこれもラブやんがロリ化したことが原因でした。1つ屋根の下にいるロリっ娘。よほど性的趣向がなければ見向きもしない存在ですよ。
「血の繋がった妹なんているわけがない」という名言もありましたが、それを地で行く漫画がいもうとデイズです。



いもうとデイズは、家族なんて気にしたことのなかった"売れない"ホストの悠太のところに、11歳の妹・ディアナがやってくるお話です。これで、妹を連れてきた存在が神様とかサンタさんとかならそういう物語なんだろうなぁと思えるんですが、普通に父親が再婚した相手(フィリピン人)の連れ子です。母親が入院し、悠太の父親も仕事で忙しくなり、悠太のところへ・・・という流れ。
日本語もそこまで上手じゃない、文化も分からない、しかも年頃の女の子であり母親がいない。もちろん悠太にとっても初めての妹であり、自身が29歳といういい年齢であることも含めてドタバタしてしまいます。ホストというと、ちょっと気の強い、女性に無理矢理にでもお金を使わせるような人たちという印象があるんですけど、この悠太・・・・ホストに向いてない。とにかくすごくいい奴です。優しい男です。だからこそ新妹ディアナを放っておけなくなり、一緒に暮らし続けます。


これまで家族というものを大事にしてこなかった、見向きもしなかった悠太ですが、ディアナという存在によって家族っていいなと思うようになります。




アットホームな家族ものではありませんが、新しい家族を通して「家族の繋がりっていいな」と思わせてくれるかなりの良作です。
それもこれもディアナの天然の明るさが全てだと思います。難しいこと、腹黒いことを考えない素直さがとてもいいです。時々やらかすアホですが、それすらも愛おしくなります。1巻や2巻では日本文化に慣れる大変さを描いており、小さな子が学んでいく特有の成長を、悠太との生活の中で見せます。特に、なれない文化に身を投じる寂しさ、両親が一緒に生活してないことへの寂しさを悠太と一緒に解決していく様はなかなか・・・。


ちょっと冒頭でも書きましたが、子供の頃って男の子と女の子で違うじゃないですか。例えば女性特有の行事があったりしますよね。もちろん男の子だったのでそこらへんはサッパリ分かりませんけど、色々あったんだろうなぁと推察します。いやもうホント色々と・・・・。




性の知識をいつ得たのかというのは人それぞれですが、きっと女の子はこのあたりなんだろうなぁと思ってます。3巻では生理の話やブラの話も出てきますが、男ってそういうのなかったからなぁ・・・。ここで俺の性の話をしても何にも面白くないので割愛しますが、女性のはちょっと聞いてみたいよね。俺に興味がある人で、そういうの話をしてもいいよって人がいたらデートしましょう(ぶっちゃけすぎ


実は一人っ子でして、兄妹がどういったものなのかがよく分かりません。仲がいいよとかケンカばっかりだよといった話をよく聞くことはあるんですが、ちょっと羨ましいなぁと思うこともあります。まぁ、だからといって急にフィリピン人の11歳がやってきても困りますが・・・。そう考えると「血の繋がらない妹」というのも色々と考えものだなぁと思います。いいのか悪いのか・・・。

見る分には面白い、実際の話ならちょっと躊躇してしまう作品でした。ああ・・・でも、俺の妹がこんなに可愛いわけがないっていつか言ってみたかったなぁ・・・。