山東ユカ先生が描く最高のルームシェア漫画「カテゴリテリトリ」

四コマ漫画というジャンルをどう捉えるかは人それぞれですが、四コマ雑誌ではない普通の漫画雑誌に四コマ漫画が載っていると箸休め的に読んでしまいます。ただ、そういった四コマ漫画の中でもパラパラと読み流したり、じっくりと読んでしまう四コマ漫画があるわけで。そうなってくると「この四コマ漫画は買いだな！！」と思う作品はそれほど多くありません。*1

しかし、そんな中でも山東ユカ先生は好きで好きでしょうがなかったりします。
ちなみに漫画全般を買っていますがあまり作者買いをしていません。それでも山東ユカ先生は作者買いしてしまう数少ない漫画家さんだったりします。

そして、現在ヤングキングで連載している「カテゴリテリトリ」は山東作品の中でも傑作に近いと思われます。

カテゴリテリトリ 5 (ヤングキングコミックス)

作者: 山東ユカ
出版社/メーカー: 少年画報社
発売日: 2010/06/18
メディア: コミック
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カテゴリテリトリという作品は、女１人・男２人が１DKでルームシェアをする漫画です。普通こういった状況だと恋愛漫画になってドロドロの三角関係になるかと予想されますが、カテゴリテリトリではそんなことになりそうなニオイが全くしません。

部屋の紅一点・弥生

この女・・・・最近噂の草食系女子です。もう生きたいように生きる姿が素敵です。スリムな体躯でメイド姿（喫茶店のバイト）が似合っています。そのくせ、中身は男のようにサバサバとした弥生がなんとも言えません。奥さんにするには相当勇気がいるキャラですが、本当に養ってあげたくなります。あぁ、弥生を養ってあげたい・・・・っ。

上：相方探し中のお笑い芸人・桃山　／　下：昭和の大師匠・安土(アンズー)

たまたま宿無しになった時に、酔っ払いの弥生を同時に拾ったこの二人。家まで送ってあげたら「こんなに優しくされたら信頼に値する　家族になろう」と言われルームシェアをし始めます。しかし、言った当の本人は全く覚えておらず今では追い出そうとしています。
ちなみにアンズーは大学１年で３人の中で最も年下です。それをよくネタにされていますが、他２人のよいストッパーになっています。桃山は相方に逃げられたお笑い芸人で、３人の中では主にツッコミを担当・・・のはず。ピンで頑張ろうとしていますがギャグはイマイチだったり。まぁ・・・・頑張れ。

この３人が中心ですが他にもキャラが続々出てきてます。
喫茶店のマスター仙石さんはメガネのイケメンですがメイド服を作ります。仙石さんの店の常連でもある楢崎は係長パワーを時々見せ、その部下であるエドは・・・・超可愛い。５巻からの新キャラですけど超ツボです。
係長で上司の楢崎にも全く動じず、しょうがねーなぁといった雰囲気を出して楢崎に付き合ってあげる感じが素敵。色々いやらしいことをしてもしょうがない感じで許してくれそう。楢崎とのエロい本が出たら真っ先に買うよ、俺は。

ちなみには弥生の友達のあすかが好きだとよく言っています。結構ミステリアスなキャラで巨乳。私服がゴスロリといういかにもな女性です。

作中で最も人気のあるキャラ・あすか

ちょっと普通の人には扱いづらい女性で、同じ会社の人があすかの陰謀によって異動させられたりしています。それでも３人のよき理解者として一緒によくつるんでいます。

で、あすかの話の中で最後に「楽しいな」と呟くんですが、まさにこの作品はその一言に尽きます。
上にも書きましたが３人の中に恋愛事は全く無く、本当に親友同士がルームシェアをしているんですよ。気が合わないようで気が合う。干渉しすぎず、それでも面白いことにはどんどん乗ってくれる仲間。この漫画を読んで必ず思うのはこんな３人で一緒に暮らしてみたい！ということです。絶対に楽しいはず。あすかもそんな３人だからこそ心を許しているのかもしれません。

ちなみに当方、最近の趣味は「東京勤務になったらどこに住むのがいいか」を探すことです。関東に住んだことがなく*2、よく分かっていません。上野に通うのにいい場所を教えてくれるか、もしくは俺とルームシェアをしてくれる方を募集します。なおルームシェアは女性限定でお願いします！！（おい