スマッシュ!15巻は恋のラブオールプレーだったよ!!

ついにスマッシュ!が15巻まで来ました。正直言ってここまで続くとは思っていませんでした。とはいえこれだけ巻数が揃ってくると、本棚もなかなか引き締まってくるわけで。



翔 優 亜 美 優 翔 優 大 優 美 優 翔 優 翔 亜
太 飛 南 羽 飛 太 飛 和 飛 鈴 飛 太 飛 太 南

・・・・あ、5巻から続いていた奇数巻優飛の法則が乱れてる。この法則は守られるもんだとずっと思ってたんですけどね〜。それでも亜南のための15巻だったことを考えると全然OKですが!!!!というか、優飛全然出てないから・・・。ははは。



スマッシュ!の読者って2種類に分かれると思います。1つはバド自体に興味がある人、もう1つは恋愛にニヤニヤする人です。どっちも好きな俺としては両者の気持ち共によ〜く分かります。


まず、バド自体についてですが、バド好きの咲先生が描くスポーツ描写はなかなかのものがあります。あんたはどれだけバドが好きなんだと・・・。きっと咲先生にバドを語らせたら1日じゃ足りないんじゃないかという情熱がひしひしと伝わってきます。15巻中では、試合にかける集中力がすごく良かったです。他には139話「夢の中」でのバドに対する説明に結構力が入っていたと思います。どんなプレーを見ればいいのか、勝つプレーってどんなものかが完結に描かれていました。

全ては咲先生がバドを好きだからこそ描ける力作なわけで。ちなみに、自身もプレーを楽しみ、見る方も楽しんでいるようです。ついったーで色々と書いているので覗いてみるのもいいかもしれません。

バドの面白さ、情熱を伝える気持ちの強さがバド好きを集めているんでしょうね。




本質はバドミントン。ただ、バドに興味が全然ないという方のためにはもう恋愛パートがオススメです。なお、スマッシュ!には天使がいます。



天使の抱擁


亜南も美羽(天使)も本当に素直じゃない二人でした。喧嘩ばっかり、でもどこか惹かれあう二人。全ては「好きだ」とハッキリ言わない亜南が悪いんですが、それは無理矢理な自分のことを嫌っているだろうという誤解が多分に含まれているから・・・。「優勝したら付き合え」と言った言葉は亜南が見せた最大の勇気でした。そんな勇気を応援したくなるのは男のSAGAってもんですよ。
ダブルス決勝での対大和&ハル戦は美羽への告白そのものだったように思います。負けはした・・・負けはしたんですが、どうして美羽が好きなのか、どれだけ美羽が好きなのか。全てが詰まっていました。



助けてくれる仲間(翔太)がいる。応援してくれる天使(美羽)がいる。



亜南は本当に輝いていたよ・・・。





亜南くんが好き

美羽からの告白には来るものがありました。亜南からのプレーによる告白に対する答えをハッキリと言う美羽。昔は確かに翔太が好きだったけど、今は素直に亜南が好きだと言える幸せ。絶対にお互いを離さないでやってほしいです・・・・。






また、亜南と美羽のキスシーンは15巻最大の魅せ場でした。15巻という長い長い流れを感じてこそのキスシーンです。待ってました!!!と思ったのは俺だけではないはず。



本当におめでとう!!






一方で、ダブルスの優勝組である大和にも色々ありました。亜南たちが15巻だとしたら、大和は前作からですからね・・・。それはそれは長いお話です。
大和が好きで、大和に頑張ってもらいたい、大和に優勝してもらいたいと思い続けた早坂先輩。「優勝できなければ付き合いなさい」という自身が嫌われている(と思っている)ことを利用した応援をします。健気を通り越して、少しかわいそうに思えて仕方がありません。「嫌われてでも好きな男の夢を叶えてあげたい」と思える女性がどれだけいるでしょう・・・。



そして優勝した大和。





こんな素敵な涙・・・他に見たことがないよ
早坂先輩って前作の頃からずーっと好きなキャラだったんですよ。悩んで迷ってイライラして・・・。でも、強くなりたいと思う気持ちは誰にも負けてなくて。大和がバドに惹きこまれた最大の要因だったりもします。大和がバドを始める最初の最初から見続けているからこそ、色々と思うところがあったんだろうと思います。






いつもは子供みたいにはしゃぐ大和だけど、この日だけは早坂先輩の気持ちを直に受けたようで。この関係、つまり鈍い大和が真っ直ぐな早坂先輩の気持ちをぶつけられて初めて気付く関係、これは最初から変わっていません。告白もそうだったことが少し微笑ましかったです。




バドの試合を始める時にコールされる「ラブオールプレー」
亜南と美羽、大和と早坂先輩の恋愛にもようやくラブオールプレーのコールがかかったようです。長かったからこそ、二人の関係が美しく感じるからこそ、より輝いて見えます。また、今までのくっつくかどうかという話から、これからはラブい話が見れると思うとそれはそれで楽しみだったりもします。





さて、表紙にすら登場できなかった優飛ですが、こちらも試合が始まったようです。



最強・優飛

16巻こそはヒロインとして再度返り咲いてほしいものです。試合もそうですが、ヒロインとしてもラブオールプレーしてほしいです。無駄話は優飛を応援しています。


スマッシュ!(15) (講談社コミックス)

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