咲香里先生が恋愛成分多めで描いたらこうなった「ぼくらの泣き虫先生」

週マガの兄弟誌といえばマガジンSPECIAL(マガスペ)です。最近創刊された別マガも兄弟誌ですが年季が違いますよ、年季が。「兄弟誌ではなく二軍だ」などと揶揄されることもありますが、侮ってはいけません。週マガに足りないものがいっぱい詰まっている雑誌です。そんなマガスペ咲香里先生の読み切りが掲載されました。


咲先生と言えば、週刊ペースにヒーヒー言っている漫画家さんです。そのくせ手抜きをよしとしない方であり、「中途半端なものを出すくらいなら休む。むしろやーすーまーせーてー。わんわん。」という発言で有名です(嘘。
そんな咲先生がまさか佳境のスマッシュ!を置いといて読み切りを描いたというのですから驚きです。全国4千万人のスマッシュ!ファンの皆さんにとっても驚きだったはずです。



さて、その読み切り作品がこちら。



ぼくらの泣き虫先生



メガネの先生が超キュート。
これは期待MAXです。・・・・・と、ここでふと気付きます。あれ?この女性見たことあるぞ!??と。スマッシュ!好きなら一瞬で分かったと思いますが、実はスマッシュ!に出てきています。








そう、真鍋さくら先生24歳。スマッシュ!の4巻で出てくるのですが、新人で顧問になり、翔太たちの強さに感動し指導者としての道を歩もうとする・・・というシーンに出てきます。あだ名も「泣き虫先生」。きっとこのさくら先生が頑張ったりするんだろうなぁ・・・・・・。

























・・・・・・・・?










宮沢瑠衣先生





・・・・・・・・・・・・だっ、誰?
マガスペで出てきた先生は私達が知っているさくら先生ではなく、そっくりさんの宮沢先生でした。いや、それにしても似すぎだろ。しかも泣き虫先生て。まぁ、佐久間を佐々間だったりと名前を弄ってる前科があるだけになぁ・・・。











ま、まぁいいか。(←女性の泣き顔&上目に弱い
実際のところ名前とかどうでもいいんです。作品さえ面白ければね(真理)。そんなさく・・宮沢先生ですが、さっそく泣かされます。新しく顧問になったのはいいですが、キャプテンの須田まさとにかまってる暇が無いとあしらわれます。それは、これまでチームを一人で引っ張ってきたからこその言葉だったのですが、新人のお姉ちゃん先生にとっては辛い一言となりました。


ただ、そこで宮ちゃんは諦めませんでした。まずは自分で学んでみて、そして体験して、応援して。分からないことだらけでも一生懸命頑張ることはチームの皆にも負けていません。先生だからこそ出来ること、知ることや言えること。たくさんたくさん経験していきながら、バドを好きになっていきます。



先生 with おにぎり



試合の日に弁当を作ってきてくれる先生とかどうよ。めちゃくちゃ可愛いすぎる。パーフェクトすぎる。何でこんな先生が俺の高校時代にはいなかったんでしょうか?もしいれば俺もバドやってるわwwww
まぁ、俺がこう思うくらいですから、もちろん高校生たるチームの皆も「反則だろー」と反応します。萌え死ぬとまで言っていましたが、俺もそう思う。可愛いは正義!!




チームの要である須田が落ち込んだ時、励ましたのが宮沢先生でした。皆を支える人間を最後に支えてあげるのが先生の役目。背中を押してあげるのが先生。勇気を分けてあげるのが先生。確かに技術的な面では足りませんが、生徒を支えてあげる最大の役割は果たしました。たったそれだけのことでも満点です。きっと須田もそう思ったに違いありません。




さて、そんな「ぼくらの泣き虫先生」ですが、熱血というよりは・・・ラヴいです。スマッシュ!でもフィフティーくらいの割合なんですが、読み切りだったということもあり恋愛面が大きかったです。でも、マガスペ的には正解です。むしろこんな流れを読みたかった!!!



須田から結婚を申し込まれる宮ちゃん(卒業式にて)



須田ぁーっ!!!
・・・・と読者の皆さんは叫んだに違いありません。かく言う俺も叫びました。いくら「待ってて」程度だったとしても、最初に宮沢先生を泣かせた男に取られるとは思ってもいませんでした。これだからリア充は・・・。


とはいえね、宮沢先生がマジで可愛かった。スマッシュ!にはない「甘えんぼ」が出てて最高でした。上にも書きましたが、マガスペとしては大正解です。スマッシュ!を連載中にもう一度くらいは甘いのを期待したいです。



できれば宮川&高樹でお願いします。
これは読者の総意です。絶対に面白いに違いない!!