別冊少年無駄話 第4回「恋忍」:高本ヨネコ
別冊少年マガジン(通称:別マガ)の新人さん紹介の4回目。作品は高本ヨネコ先生の「恋忍」です。別マガはファンタジー系の雑誌だけど、この作品は作者の頭がファンタジーだとか、親が読んだらダメと言う作品だというのが編集部からの紹介にありました。ここまで言われて少しかわいそうになりますが、ギャグ漫画家としては100点なんじゃないでしょうか。
簡単に作品を説明すると、主人公を妹(仮)がかいがいしくお世話をするというお話です。(仮)がついている通り、本物の妹ではありません。「血の繋がった妹なんているわけない」というのはエライ人の弁ですが、この妹の正体は忍びです。とある使命を受け、主人公の妹となり任務をこなすわけです。
とりあえず、まずは残念な主人公から。
はいきた!いいんちょきた!うわーメガネ!メガネ!メガネ!メガネは萌えのマスターピースですよねー!!
・・・痛すぎるだろコイツ。
主人公の名前は栗乃花薫。思春期真っ盛りでどんな妄想だってお手の物です。社会的にはアレですが、いきなり妹が出来ることに対しては冷静に対処できる人間ではあります。言ってみれば、存在自体はボケですが、立場はツッコミです。
一方の妹さん。
キモ・・・
・・・きっつー(泣)
此花恋華という女の子ですが、可愛い顔してやること、言うこと全てがエグいです。実は任務が「思春期の少年の自慰行為の実態」だったりします。この子はヒロイン・・・なのか?
最初の煽り文にあった「予想の斜め上を行くゆとり世代の忍者漫画」という言葉がピッタリですよホント。まさにクレイジーワールドですね。よくありそうで無さそうで、やっぱりありそうな漫画ではありますが、こういう作品もアリっちゃアリなのがギャグです。編集長も「ウケるかどうかは全く分からないけど、載せたくなる」と言っていました。ただ、これがギャグ漫画のありかただよなぁと思いつつ、本当にこれ大丈夫なの??と思わせるあたりは期待大。オマケで4コマがついていたんですが、ヘタにストーリーにするよりは4コマでやってみたら面白いような気がします。
恋華はおにいちゃん専用の抱き枕だもんっ・・・・
・・・って言えばいいんですよ・・・ね・・・?ご主人・・・さま・・・
・・・・。
大丈夫かなぁ(良い意味で)