別冊少年無駄話 第1回「蓬莱ガールズ」:山田瑯

別冊少年マガジン(通称:別マガ)の新人さん紹介の第1回です。初回は山田瑯先生の「蓬莱ガールズ」です。ちなみに元々のタイトルは蓬莱ストレイシープだったそうです。それをして、まさか紹介文で中二病と言われてるのには驚きましたが・・・。まぁ、ストレイシープでも良かったと思いますがね。


家の中に閉じ込められて常々外に出たがっている主人公の鈴哥(りんか)と、そのお世話係である陽々(やんやん)の物語です。鈴哥は普通の人間ですが、陽々は不死の体を持つ蘇摩と呼ばれる存在です。俗に言うキョンシーみたいなものでしょうか。



鈴哥と陽々


二人は退屈な日常ながらも楽しそうに暮らします。ただし、小さなお部屋の中で。何不自由ない生活ではありますが、鈴哥にとっては閉じ込められているだけの生活でしかありません。16歳になれば外に出られるという決まりですが、鈴哥はそれすら待てないやんちゃっ娘でした。貧乳娘は一味違うよね!!


じゃあ何故、鈴哥は外に出られないか・・・・・。


鈴哥にとっては衝撃の事実となりましたが、成人となる16歳になると父親に殺されます。なんつークレイジーな父親だと思ってしまいますが、成人になるまでに手を下してしまうと祟られると言われているらしいです。本当であればそれを隠さずに鈴哥に言うべきだった陽々・・・。ただ、子供の頃の鈴哥が見せた瞳に全てを伝えれなくなってしまいます。




蘇摩は鈴哥の父親によって造られた存在であり、心を持たない存在でもありました。そんな陽々がたった一人の子供の瞳に変わってしまうわけで。それを思うと、陽々が鈴哥に伝えれなくなってしまったことにも納得してしまいます。


そんな出来事があっても外へ行こうと逆に決意を固める鈴哥。



決意の瞳


この作品のキモは瞳だな〜と思って読んでいました。笑ったり、怒ったり、決意をしたり。こうやって目で語れる漫画家さんはとても好きです。一方で内容についてはまだまだ様子見といったところでしょうか。読んでみた内容の感想としては、今回の話はエピソード0くらいかな??という印象です。鈴哥達が外へ出てどんな冒険をするのか、どうやって困難を乗り越えるのか、父親が今後どんな形で現れるか。伏線・・・というよりは、本当にこれからなんだよ!!って1話目でした。2話目、3話目と進んでいって面白さをどんどん見つけられたらいいなぁと思います。(何か太田モアレ先生に似たにおいを感じたのは何故だろう)


色々と思うところはありますが(←何が?)、鈴哥が手を差し伸べたコマに先を感じました。無駄話的にプッシュです。・・・・ところで、ツンデロって何?