漫画レビューサイトって何がしたいんだろうね・パート3

レビューサイトでは「面白くない」とは書かないという話です。

前から言っていますが、レビューって2種類に分かれると思うんですよ。1つは漫画の紹介。サイト読者の新しい漫画発見への手助けになるものです。もう1つは漫画の感想、考察といった深く読んでこそ分かる文章。これは読んでくれた人との共感、議論といったものが生まれます。俺が尊敬してやまないヤマカムさんは、書かれる文章もさることながら、この2つの使い分けが特に上手いと思うわけですよ。オッケーイ!


で、まず1つ目にある漫画の紹介では「面白くない」とは書けません。面白くないから読んで・・・なんて書くサイトが存在するんでしょうか。そんな奴がいたらよっぽど捻くれているか、むしろ釣りに違いありません。それならそれで誰か(主にナデ○タ)にdisられればいいよ。まぁ、せめてあるとしたら、例えば「こういった表現は人を選ぶかも」程度の予防線があるくらいでしょうか。好きだから紹介するんだし、読んでほしいから書くわけですよ。そんな中で「面白くない」はないよなぁ。


こうなってくると2つ目をどう捉えるかが難しいわけで。こうしたら良かったんじゃないかな?って思うことは多々あるんですよね。もちろん面白くないよというよりは、もっと良くなるんじゃないかということが多分に含まれていることが前提です。それによりもっと多くの議論や感想が生まれ、その作品を通して色んな人と語れるというのは素晴らしいことだと思います。多くの人が読むということ、より深く作品を読むということは、作品に対して色んな側面を見せてくれます。その中に×が含まれる可能性は高いです。それを「面白くない」とするかどうかは・・・・ねえ。あえて言うならすごく前向きな後退であり、そこからもっといい前進を生むための推進力になりうるものだと信じたいです。そういう意味でも「面白くない」とは書いてないはず。


・・・と書いてはいますが、そもそも無駄話の考え方がちょっと違うからかもしれません。これもあくまで持論ですが、漫画を読むということは「良いもの探し」だと思います。どんな作品だって必ず面白いところ、自分の新たな糧となるものがあるはず・・・というのが無駄話としての前提です。これに共感してくれる方もいらっしゃるかもしれませんが、違うだろと思う方もいるはずです。その場合は上に書いた2つの「面白くないとは書いてない」という話は当てはまらないかもしれませんね。


色々と書きましたが、例えばこれがウチとは違う大手さんだったら話は変わってくるかもしれません。大手であるということは不特定多数に見られる可能性が非常に高くなるということです。無駄話(弱小)ではできる限り敵を作らないようにしていますが、あくまで読まれる絶対数が少ないから特になにも起きません。大手さんのおおっ!!という文章はとても力があり、それを読む人たちの絶対数が多いと何かが起きています。結構縛られているんじゃないですかね?
これも例えばですが、本当に大手さんはどんな人が読んでいるか分かりません。もしかするとその中にはプロだっているかもしれません。母数が多ければその可能性を否定することはできません。そうなってくるとヘタなことは書けないんじゃないかな〜と疑ってしまいます。本当の本当にもしかしたらですが、建て前が相当出てきている文章になっている可能性も・・・?というのは疑いすぎですか。そうですか。*1



何か変な方向に脱線しましたが、やっぱり「面白くない」とは書かないと思うんですよ。むしろメリットがないんですよ。そもそもそんな話自体が「面白くない」ですよね。・・・・ということは、ここで書いたこと自体面白くないな。書いて後悔するのは誰かさんだけで十分でしたね。おしまい。

*1:とはいえ、ひっそりと書きたい文章をそのまま書きたいと思っている人も多いんじゃないだろうか