これだけは押さえておきたいグフタ5作品

good!アフタヌーンの4号が発売されました。
そろそろ陣容も固まってきたこともあり、good!アフタヌーン(通称:グフタ)のメイン漫画も決まりつつあります。
そんなわけで?怘蟻模壇Ś哀侫燭離Ś好好疚_茲鬘戯遒曚謬鵑欧燭い隼廚い泙后?


路地恋花麻生みこと
京都のはずれにある職人や芸術家のたまごたちが集まる長屋での物語です。
自分の成すことに悩んだり苦労したりな日常を描きつつ、恋愛も絡めたショート系のお話になっています。
各話ごとにその長屋の住人が出てきてお話を作るわけですが、人と人の繋がりを大切にした素敵な漫画です。
一癖も二癖もある登場人物をこうもうまく見せるというのは才能です。麻生みことという才能です。
これまでの麻生みこと先生の作品が好きな人も、初めて読む人も惹かれる・・・はず。
1話目を読んだ後、思わず「おもしろ・・・っ」と呟いてしまったほどですよ、俺は。
意外とショートで区切っていった方が向いているのかもしれませんね。その分キャラを考えるのが大変そうですが。
単行本が出れば確実に話題になるであろう作品だと思います。今のうちから抑えておいて損はありません。
ちなみにですが、その号のお話の中で必ず次の話の主人公が登場してきています。
それを見ながら次はこいつか・・と思うわけで。5話目はキレーなお姉さんなのが決定してます。楽しみ。
なお、4話目(最新号)のフランス人形のような容姿で京都弁を喋るナオミが激烈可愛いのでチェックです。




○夏の前日:吉田基己
エロく、且つ可愛い作品。
この漫画は芸大に通う主人公・哲生が画材屋であった女性・藍沢晶と恋に落ちるお話です。
和服姿が似合う晶という女性が大人の女性なのに対し、哲生はまだまだ子供。
晶の色っぽさに惹かれる哲生の初々しさもさることながら、晶も哲生から言われた言葉に照れたりもします。
大人の女性が可愛く見えるというギャップが素晴らしいです。
また、幼い風貌を持ちながら言動が全て哲生よりもお姉さんなところ、身体の妖艶さ、全てが魅力。
晶に恋しない男性読者がいるわけがないですよ。4話目とか・・・・もう・・・エロいっす。最高にエロいっす。
男性読者であれば絶対にクセになると思います。
まぁ、その晶という女性を引き立たせる哲生のちょっとした欠陥も忘れてはいけませんがね。
先が非常に楽しみな作品です。




サヤビト伊咲ウタ
伊咲ウタ先生といえば2008春の四季大賞を受賞した方です。
このグフタにおいても受賞時から言われていた画力が圧倒的にものを言う作品を描いています。
戦争の道具として作り出された種族「サヤビト」は体から剣を具現化して戦います。
そのサヤビトは主人と契約してこそ力を発揮でき、そんなサヤビトたちの物語がこの作品です。
今回発売されたグフタ4号ではまだ2話目ですが編集部からもかなりプッシュされている様子。
まぁ、それだけの実力があると判断してください。
先にも述べましたが、かなりいい絵を描きます。特に目の描き方がいい。もうそれだけで十分です。
絵の話をすると話の方が・・・となりかねませんが、まだ2話目なのでそれを語るには時期尚早ですよ。
それでも、基本的にはバトルが多いので絵の良さがより際立っています。普通に面白いです。
2話目が終わり物語が一つ終了したばかりなので、
この先の展開次第ではまだまだ大化けする可能性は高いと思います。
また、グフタの中ではアニメ化しやすい作品です。
アニメ化される前から読んでたんだぜって言いたいっしょ?なら読んでおいて損はない・・・・・・・はず。




○地獄堂霊界通信:香月日輪/みもり
金森てつし・新島良次・椎名裕介の3人(通称イタズラ大王三人悪)が不思議な現象と対峙していくお話です。
同名の原作として香月日輪先生が既に小説をいくつも出していることもあり、内容的には折り紙付き。
幽霊や妖怪といった現象を扱っており、そんな内容とみもり先生の絵がとてもマッチした作品となっています。
小説の方は読んだことはありませんが、漫画としてもこれだけの作品なのできっと面白いんでしょうね。
みもり先生の絵についても、妖怪おやじやガラコといった不気味な雰囲気と三人悪の可愛い感じが合います。
言葉では伝えづらいですが、不思議な魅力のある作品になっています。
この作品の世界に吸い込まれるような気すらしてきますよ。
きっと読んだ人が皆同様の感覚になるのではないでしょうか。毎号楽しみな作品です。




鉄風太田モアレ
この漫画の魅力を語るのも今更だなぁと思うくらい面白いの一言に尽きます。
http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20090331/p2
太田モアレ先生は四季賞出身の方で、四季大賞を取った後、連載可能なレベルだったにも関わらず
絵の実力を上げるためにアシ入りしてもう1度勉強しなおしたという努力家。さらに言えば努力し続ける天才です。
編集部の秘蔵っ子と言ってもいい漫画家さんであり、今後の講談社を背負ってほしいと思っています、俺が。
4話目を読んでも思いましたが、「努力がしたい」と言う主人公はいいなぁ。
太田先生と共に高みをどこまでも登ってもほしいです。
4号の巻末に太田モアレ先生のインタビューが載っていたのでちょっとだけ紹介。
・モアレ→トーンの重ね貼り(多分ミスのこと)で起きる現象で、太田先生自体がトーン貼りが苦手だった
・A型はB型によく振り回されているイメージがあるから、鉄風はそのリベンジ
・読者のみなさん、見捨てないで
俺が太田モアレ先生を見捨てる時が来るのを想像できません。




全体的にグフタはいい雑誌になっていると思います。
どれもこれも面白い作品ばかりで、今回紹介した5作はあくまでトルド13の主観なのであしからず。
とはいえ、面白い作品に出会いたいと思っている方のちょっとした手助けになればいいなぁ。
読んだことがない方は「読んで後悔しない雑誌・グフタ」を一度手にとってもらいたいです。
読んだことがある方はweb拍手でも何でも下さい。楽しみにしてます。



あー早く続きが読みたい・・・・。