ボールはトモダチ、カレーもトモダチ!!GIANT KILLINGの最新刊は何でも作るよ!!

GIANT KILLING(10) (モーニング KC)

GIANT KILLING(10) (モーニング KC)

GIANT KILLINGの作り上げる雰囲気が好きです。チームを作る、選手を作る、ゲームを作る、あまつさえカレーを作る雰囲気ですらも好きです。これまで多くのサッカー漫画がありましたが、GIANT KILLINGほどサッカーを作っていこうとする漫画も無かったように思います。これまでの勝敗表も手作りだしね!!



手作り感たっぷりの勝敗表

サッカーの本質は楽しむことにあると思います。サッカーは、野球やテニスとは違い、ボール一個あれば誰でも楽しめるよというスポーツです。そんなスポーツだからこそ、やる側だけでなく見るものも楽しませます。そのおかげもあり、日本で唯一と言っていいほどの地域密着型のスポーツとして定着しています。

そんなわけで決してサッカーを試合だけで表現していないGIANT KILLINGはいいなぁと思うわけです。そういえば以前にもGIANT KILLINGの感想でマスゲームの描写が素晴らしいと書いたことがあります。それは観客側からの作り上げる雰囲気がいいから・・なはず。選手側だけではサッカーは作れません。まぁ、そんなサッカーの基本をGIANT KILLINGは教えてくれます。されに、それを最も表現した際たるものがタツミ提案のカレーパーティーですよ。



カレーパーティー

そもそもカレーというのがいいですね。みんなでワイワイ作れるし、不器用そうな選手(村越とかナッツとか)でも作れそうだし・・・・。何よりみんな大好きだし!!どういった形であれ、選手とファンが触れあうことが出来るチームっていいなぁ。選手だって何のために試合をしてるかがハッキリしますしね〜。



上述しましたが、選手や監督だけでなくサポーターたちも含めてのサッカーです。そういったことを当たり前のように描くジャイキリは面白い!!今回特に触れていませんが、試合描写もいいです。サッカーに求められるとっさの判断と、漫画の台詞割りの矛盾が全く無いのがいい・・・というのはまた次回の感想にでも。あーカレー食いてー。