誰かを応援する人へ・・・フレフレ少女1巻発売中!!

フレフレ少女 1 (ジャンプコミックスデラックス)

フレフレ少女 1 (ジャンプコミックスデラックス)

誰かを本気で応援したことはありますか?
この漫画を読めば、きっと誰かを応援したくなるはず―。




この作品は10月に新垣結衣さんが主演されている同名映画の漫画版です。原作は橋本裕志さん。
この漫画版では「魔法遣いに大切なこと」を描かれていたよしづきくみち先生が担当されています。




乙女系の小説が世界の全てであった百山桃子が、野球部のエース・大嶋秀樹に恋をするところから話は始まります。
まるで小説の中のような出会いであったことが文系少女であった桃子を奮い立て、応援団へと導くことに。




応援団って私でも入れますかっ?



何とか足りないメンバーを集め野球部の応援をやったものの、初めての応援は散々な結果なものになりました。
相手応援団からはエールの交換を断られ(応援団として認められていない)、
応援していた野球部からもボロクソに言われ、何よりも自分達が恥ずかしい思いをすることに・・・。



しかし、ここからようやく桃子たちの成長物語がスタートします。
まず、OBである柳原紗江子と出会い、その柳原先輩から応援とは何かを教えてもらいます。
最初は練習、練習、練習、練習・・・の毎日。桃子は全否定され、団員も脱走までする始末。



ただ、そんな生活を経てようやく「応援とは何か」に気付きます。





「より努力している人間だけが他人を頑張れと励ます資格がある」ということを・・・。





だから応援団って「頑張る」んじゃない!?



初めての応援は柳原先輩が引退をかけて走ったラストランでした。
実は陸上の実業団選手だった柳原先輩。
少し強引な展開ながらタイムが伸び悩み、自分と姿を重ねた応援団を応援し続けていたわけです。



その柳原先輩への桃子たちの応援は本当に不恰好でした。
統率が取れず、バラバラなのは野球部への応援と一緒。
ただ、違ったのは心を込めた本気の応援だったこと。
見た目には本当にダサい応援でしたが、本気の「頑張れ」が伝わってきました。



5人が初めて心から人を応援した瞬間―





頑張っている人に対して、本気で応援するからこそ伝わる―。



俺自身、誰かを応援する者でありたいと思っています。そのために必要なものがこの漫画には詰まっています。
誰かを応援するためには自分を誇れる者でなければ・・・。
自分に対しても嘘偽りない人間でなければ・・・。


きっと桃子たちに応援されたら元気が出るだろうなぁ〜。



応援ということばかり書いてきましたが、実は恋愛に関しても色々ありまして・・・。
応援団をはじめるきっかけになった大嶋君が他校に行ってしまったり、
副団長の山本龍太郎と桃子の関係が・・・というのは2巻以降のお話です。
また、この1巻には収録されていませんが、桃子たちの本当の脱皮を描いた話もかなり秀逸。
できれば1巻と2巻をあわせて読んでもらいたいです。まぁ、いつ2巻が出るか分かりませんが・・・。



今誰かを応援したいと少しでも思っている人にはぜひともオススメ。
一緒に応援しませんか―?